春分の日も過ぎましたけど…相変らず季節感を無視していて妻に嫌がられていますが、ようやく手に入れたので少し季節を逆戻り気分でサラ・ブライトマンさんの新作『冬のシンフォニー』をご紹介してしまいたいと思います。
相変らずワタクシの回りでは手厳しいご意見を浴びせられているサラさんでありますが、まぁそれも置いておくとして(smile)、毎度お楽しみのビジュアル・コンセプト。今回はズバリ雪山の人身御供!
豪雪降りしきる雪山に連れてこられたサラさん。手の中にマッチも使わずに火を灯せるんですから、ただもんじゃありませんね。きっと魔力の弱い魔女が雪山の大王のお嫁入りをさせられるところじゃないでしょうか?ウエディング・ドレスを着て雪野原に横たわって何かを待つサラさん、そして最後のカットは安いベッドの上に腰掛けて、あちらからやってくる何者かに妖しい視線を投げるサラさん。きっとこれから…ねぇ。
従来に比べると少々大人し目なコスプレだったりするわけですが、肝心の内容のほうもそれが反映されているようで、プロデューサーはお馴染みのフランク・ピーターソンさんが務めていますけど、いつものように無駄に大仰なところがない割りとシンプルなアレンジが目立ちます。
アバの「アライヴァル」、カントリー歌手ヴィンス・ギルの「コールダー・ザン・ウィンター」、ニール・ダイアモンドの「アイブ・ビーン・ディス・ウェイ・ビフォア」、ロイ・ウッドの浮き立つような「アイ・ウィッシュ・クッド・ビー・クリスマス・エブリデイ」、ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」等のポップ系カバーに、クリスマス・スタンダードの「サイレント・ナイト」や「アヴェ・マリア」「主よ、人の望みの喜びよ」等とオリジナル曲を加えた構成で、ゲストには前作にも参加して相性のよいところをみせていたカウンターテナーのフェルナンド・リマ、ギリシャのテノール歌手マリオ・フラングリース等を迎えています。
クリスマス・アルバムということでポピュラー性を重視し、あまり自分の色を濃く出さなかったのでしょうか?個人的にはもっと吹雪にまかれるか氷に閉じ込められるかのようなシアトリカルにドドーンと盛り上がる曲などが欲しかったところです。透明感のある歌声だから余計寒々しく聞こえてしまうということもありますしね。ちょっとこのアルバムを聴くシチュエーションが思い浮かばないというところで、あまり成功作とは言えないかも。変な期待をしている私がいけないのかもしれませんが…。
チャートデータ
アルバム
Pop 38位
「I Believe In Father Christmas」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=YDQ_v0LiysA
「Ave Maria」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=kdsNtI_uXUs

