ということで、ダニー・ミノーグのカバーを聞いていたらオリジナルも聴いてみたくなったりして、掘り出してまいりました。
米国を代表するティーンR&Bシンガーとして史上にその名を刻むステイシー・ラティソウさんの80年発表のセカンド・アルバムでございます。
前年若干12才でリリースしたデビュー・アルバムはヴァン・マッコイがプロデュースしていましたが、彼の急逝に伴いその後を受け継いだのが、当時プロデュース業へ乗り出し始めていたナラダ・マイケル・ウォルデン。プロデュースをはじめ、全曲の曲作り(共作)にも参加する等、全面的にステイシーをバックアップしています。
ステイシーさんの魅力はやはり「年齢相応+α」なところなんですよね。このセカンドの時点で14才。ロウ・ティーン特有の可愛らしさをそのままに、ちょっとだけ背伸びした歌唱を聞かせてくれるところがオジサンの心をくるぐるのです。やはり切々と情感を込めて歌う「レット・ミー・ビー・ユア・エンジェル」や「マイ・ラブ」等のバラードが白眉ですけど、少々背伸び系の「ジャンプ・トゥ・ザ・ビート」や「ダイナマイト!」等のアップ・ナンバーの乗りこなしも実にキュートで素敵。
ナラダさんのプロデュース・ワークもまだまだナラダ節を聞かせるにはいたっていません。しかし作品を重ねるごとに確実にステップ・アップしていきましたから、ナラダさんの成功はステイシーの成長とリンクしていたといっても過言ではないと思います(…完成したところで、ホイットニーへ移ってしまいますがね…)。
ちなみに「ジャンプ・トゥ・ザ・ビート」は英国でのみシングル・リリースされ、唯一トップ40入り(3位)した曲。そんな背景で、ダニーさんが取り上げたようです。
チャートデータ
アルバム
Pop 44位/R&B 9位
シングル
「Dynamite!」:R&B 8位
「Let Me Be Your Angel」:Pop 21位/R&B 8位
「Jump To The Beat」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=yZ9C3J4T6_Y
「Let Me Be Your Angel」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=jf6Uo8VKa48


このエントリー読んで、どこかにアナログをCDRに起こしていただいたものがあることを思い出して探し出して今日は音を持ち歩いております。1980年ですからダイアナ・ロスが「UPISDE DOWN♪」って歌ってた頃でしょうか。あらためて気づいたんですけど演奏時間が5分6分あたりまえの意欲作ですよねこれ。
ステイシー・ラティソウは全部のアルバムでいえますけど、ジャケットで損しすぎ。彼女のかわいらしさはでていますが、このジャケットでこの音、それにこの天才的なセンスの歌声は想像できないでしょう。かく言う私も彼女の魅力に気が付いたのは彼女がメインストリームから完全に消え去ってから…HPはじめてですからだから大きな顔はできませんが。
あと、ナラダ・マイケル・ウォルデンさんってのもなかなか再評価されない人ってのも痛いところでしょうか。マライアがサインプリングしたぐらいで、知らないだけかもしれませんがほかでネタ使いされたというのもあまり聞きませんね。そんな中カバーするなんてダニー・ミノーグはなかなか女気あります!拍手。
マライアがサンプリングした時は、身も蓋もないネタ使い…みたいな言われ方されてましたよね。
ナラダさんの場合、やはり音が80年代のメインストリームを代表するものですし更にポップ…「売れ線」で「ポップ」という2大評価され難い要素が揃っちゃってますから、もう少し時間が経たないと難しいのかな?って思いますよね。理不尽な世の中です。
後聞きのものって、自分が実際その当時聞いていたものとリンクさせると、面白いですよね。ダイアナやバーブラがこれ歌ってたときにこれだったんだと考えると、サウンド・プロダクションとか含め引き比べて見るのも楽しかったりして。
ステイシーがティーンネイジャーだった頃はまだ洋楽も聞き始めていませんでしたが、少なくても80年代後半は同じフィールドにいる歌手の人に色々注目してたんですけどね、何故耳に届かなかったのか…巡り合わせなんでしょうけど、ちょっと残念です。