2013年08月14日

「ドリーム・ガールズ」来日公演(13年)

Dreamgirls(13年)

※舞台の内容に触れてますのでこれからご覧になる方はご注意を。

渋谷の東急シアター・オーブで行われている「ドリーム・ガールズ」の来日公演を見てまいりました。

本題に入る前に渋谷のシアター・オーブ。これってその昔パンテオンや渋谷東急等の映画館が入っていた東急文化会館の跡地に立ってるのですけど、建物の外観をじっくりと見るのも足を踏み入れるのも全くのお初。年に10回前後は行っている渋谷だというのにいつも見て回るのはセンター街のほうなので、どうやら10年ぐらいこっち方面には来てなかった模様です。
様変わりしたガラス張りの高層ビル、あんまり生活に縁のなさそうなテナント、渋谷の街から明治神宮等を一望出来る11階からのロケーションに、しばし過ぎた時間に思いをはせてみたりした私なのでした。

閑話休題。

「ドリーム・ガールズ」は、ガール・グループの最高峰シュープリームスと所属レーベルであったモータウンの興亡の実話をベースに、少女たちの栄光と挫折、再生の物語を素晴らしいオリジナル・ナンバーで綴った傑作ミュージカル。その昔チャリティ・コンサートでのオリジナル・キャスト、ジェニファー・ホリディの神パフォーマンスにノックアウトされ、07年に念願の映画化が果たされた際にはビヨンセや新星ジェニファー・ハドソンの魂のこもった演技・歌声に拍手喝采を送った大好きなミュージカルです。

かねてから一度は生の舞台を見てみたいと思っていた作品でしたが、相変わらず奥手な私なので今回も自分からはアクション起こす気はありませんでした。ところが本当に有難い事に友人からお誘いのメールをいただいたので喜び勇んで見に行かせていただいた次第です。

シアター・オーブ自体新しい劇場という事でもちろんきれいですし割とシックな内装で落ち着いた感じ。客席数に比べると舞台はそれほど大きい印象はありませんでしたが、その集約感がそれはそれで良さげな雰囲気を漂わせておりました。
1階後方の席でしたが、舞台の両脇に電光掲示板(?)式の字幕が出てくるタイプなので、舞台を見ながら字幕も気に掛けるにはベストな席だったと思います。

で肝心の舞台ですが、嫌な感じに聞こえるかもしれませんけど、正直あまり大きな期待してはいなかったのです。何故って前述したWジェニファーやビヨンセの超A級パフォーマンスが既に土台としてあるわけで、あれを超えるものがそうそう見れるわけないよなぁとどうしても思ってしまっていたから。
そういうわけでやはりと言うか、スタオベ必至の名曲「And I Am Telling You」は爆発力の点で物足りなさが残りましたし、ディーナ(ダイアナ)役の人にはもう少し声に華やかさが欲しかったかなぁと。脇として登場してくるグループ(特に男性コーラス・グループ)のダンスもこの曲にこの振付?みたいな当時のお約束をあまり再現しないテイストに違和感を感じたりしてしまいました。

物語自体はほぼ映画と同じ展開でしたけど、カーティス(ゴーディー)が白人受け狙ったサウンドでヒットを狙うという部分が映画より明確に描かれてましたかね。後あまり流れの中では気になりませんでしたけど一番大きい変更はジミーが死なない事。破滅型歌手の象徴としての存在ですから、そのくだりもあってよかったかなと思いました。

映画ではエフィーやディーナの物語に焦点があてられていた分どうしても他のメンバーの印象が薄くなってしまっていましたが、後半解散へと向かう流れの中で披露された1曲が現メンバー3人のそれぞれの思いを伝える役割となっていて秀逸。この1曲の存在で物語により深みが加わったように思いました。映画化以降の新演出という事でビヨンセ(ディーナ)が歌った独立の決意表明「リッスン」はディーナとエフィーが和解する場面に歌詞違いで登場して新たな見せ場のひとつに。個人的には今までピンときていなかったエフィーの復活曲「アイ・アム・チェンジング」の良さに気付けたのは収穫でございました。

以前You-Tube等でオリジナルの舞台の一部を見たときは場面転換等が工夫を凝らしたもので面白かったのですが、最近は映像技術が進んだ関係でほぼ舞台装置は映像で代替。役者さんと映像とのコラボが見どころのひとつになってる部分でもあり、若干お手軽感も出てしまったかなぁといったところでした。

と、まぁ文句ばかり並べたようになってしまいましたが、総合的にはやっぱりとっても楽しかった(smile)。
名曲ばかりですしねー。
勢いづいて帰りには皆さんをお誘いしてカラオケへ。もちろん歌うはエフィー/Suzuの「And I Am Telling You I'm Not Going」。気持ちでは負けませんから、お許し下さい(smile)。

素敵な舞台に連れてってくださって有難うございました!






posted by Suzu at 18:15| Comment(3) | TrackBack(0) | R&B系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
アタシも「ドリームガールズ」と言うと、未だにジェニファーの事が思い浮かびます。
ああいうのはどんなに日本人が逆立ちしても真似が出来ないと思い知らされましたね。
Posted by 詩子♂カンタービレ at 2013年08月14日 19:37
私は映画しか観てないのですが、紹介くださったYoutubeの画像を見る限り、やはり映画と舞台とは演出方法が違うんだなぁ。と改めて思いました。
特にスーツケースを持って歌い踊る「BADSIDE」の演出は舞台ならではって感じがします。
でも、この舞台、ちょっとシンプル過ぎて寂しいかな?
Posted by 小さな足 at 2013年08月16日 22:17
詩子♂カンタービレさん、こんにちはです。

(すみません、放置してしまいました)

やっぱりジェニファー・コンビは強烈ですからね、あそこと比べてしまってはダメなんだと思います(smile)。そしてこればっかりは、オール日本人キャストってのは難しいかもしれませんね。歌える人は、いそうな気もしますけど(・・・小柳ゆきさんとか、どうでしょう?)

小さな足さん、こんにちはです。

舞台、かなりシンプルでしたよ。来日公演だとどうしてもあまりセットの運搬にお金をかけたくない事情なのか、それとももともとこういうセット組みなのかはわかりませんが、ちょっと映像にたより過ぎですかね。昔の舞台装置のほうがずっと華やかでしたもの。
Posted by Suzu at 2013年08月31日 06:38
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