2012年05月13日

ゴールデンウィークは映画を…。

お天気の悪かったゴールデン・ウィーク、何だかんだと映画ばかり見て過ごしてしまいました。せっかくなのでおまとめ〜。

『ソーシャル・ネットワーク/The Social Network(10年)』

ジェシー・アイゼンバーグ主演、アンドリュー・ガーフィールド、ジャスティン・ティンバーレイク共演、フェイスブック創立者のマーク・ザッカーバーグがフェイスブックを立ち上げた経緯とその後の過程を描く実話ベースのドラマ。ハーバード大学在籍中のマークは彼女に振られた腹いせに女子学生を評価するサイトを作成するがこれが大問題に。その技術力に目を付けた上級生から学内の出会い系サイトの製作を依頼されるが、マークはこれに想を得て学生の交流サイトを立ち上げる…というお話。
フェイスブックという時代のイコンがどのように生まれたかという過程を興味深くスリリングに見る事が出来ました。実際の成り行きはこれほどセンチメンタルな物語ではないようですけど、映画としてはこのほうが登場人物に感情移入しやすいんですよね。ジャスティンを初めて「俳優」として見れたのもの収穫(smile)。面白かったので後でDVDを買ったのですけど、双子のウィンクルボス兄弟が一人の俳優の顔を別の俳優の顔に合成して作られている事に吃驚!こういう映画でそんな技術が使われているとは。




『シャッター・アイランド/Shutter Island(10年)』

レオナルド・ディカプリオ主演、ベン・キングズレー、マーク・ラファロ共演のミステリー大作。精神異常の犯罪者ばかりを収容するシャッター・アイランドのアッシュクリフ病院(刑務所)で受刑者の女性が密室から忽然と消える事件が発生、家族の間で起こった悲劇のトラウマを抱えるテディ連邦保安官は島の異常な状況に翻弄されながら真相にたどり着こうとするが…というお話。
こういうの意外と冴えてる私なんですけど(smile)、最近こっち方面から遠のいていたのですっかり頭がサビつき謎解き出来ず。真相が明かされてあぁそっち系の話だったのかぁという白旗状態でした。常時ミステリーに接してる方なら、もう冒頭からおかしいと思うはずです…ってこれもヒントになっちゃうのかな。日本が誇る幻想小説の古典のプロットにツイストが利かせてある展開。二度見てあちこちに散りばめられた伏線を探すのも楽しい作業かもしれません。レオ様も額にしわを寄せての大熱演です。




『ザ・ファイター/The Fighter(10年)』

マーク・ウォールバーグ主演、クリスチャン・ベール、メリッサ・レオ共演、プロボクサーであるミッキー・ウォードが世界タイトルに挑戦することになる顛末を兄ディッキーや家族との関係を軸に描く実話ベースのボクシング・ドラマ。プロボクサーのミッキーはトレーナーを務める自堕落な兄ディッキーと母の組んだ無理な試合で負傷。ボクシングを止める決意をするが、兄を麻薬中毒者として扱った屈辱的なドキュメンタリーTVを見たことで一念発起、再びグローブをはめる決意をする…というお話。
ミッキー・ウォードの大ファンであるというマークが製作も務めて完成させた渾身の一作。マークの役作りも相当なものだと思うんですけど、もう全てを持っていっちゃたのが自堕落な兄を演じたクリスチャン・ベール。実在のディッキーも見ましたけどもう乗り移ったかのようななりきり演技。とてもバットマンと同じ人とは思えません。この人もカメレオン俳優の一人ですよね。メリッサ・レオ、エイミー・アダムスも好演するなかで、賞レースではマークだけ蚊帳の外に…無念。




『マイ・ブラザー/Brothers(09年)』

トビー・マクガイア、ジェイク・ギレンホール、ナタリー・ポートマン出演、戦争の起こした悲劇に翻弄される家族の絆を描く人間ドラマ。海兵隊員のサムは妻グレースと娘2人を残してアフガニスタンへ出兵するが、そこで囚われの身に。家族には戦死と伝えられ、残された家族を献身的に支えたのがやっかいものだった弟トミー。トミーとグレースらに家族としての絆が生まれた頃、戦地から心に大きな傷を抱え別人のようになったサムが戻ってきて…というお話。
…つらい話です。亡くなったと思えば尽くしてくれるトミーに心が揺らぐグレースの気持ちもわかるし、兄の代わりに家族を守らなきゃと思うトミーの気持ちもそりゃそうだし。家族のために辛すぎる選択をして生きる道を選んだサム、帰ってきてみたら妻と弟に不貞の匂い…それは心も壊れますよね。そのあたりの心情をトビー、ジェイク、ナタリーが上手く演じています。結局家族が再び絆を取り戻すことが暗示されるラストですが、それでも待っているのはいばらの道…つらい話です。




『世界侵略:ロサンゼルス決戦/World Invasion: Battle LA(11年)』

アーロン・エッカート、ラモン・ロドリゲスら出演のSFアクション映画。宇宙より隕石状の飛来物が次々と地球上へ落下。これは地球の資源を求めた異星人の侵略で、その強大な戦闘能力で各都市を壊滅状態へ追い込んでいく。海兵隊の小隊がサンタモニカの警察署に孤立した民間人を救出する作成を命じられて現地へ。そこからの脱出する道程で、敵の中枢となる母船を発見する…というお話。
感動のSFアクション超大作!なんて決まり文句の宣伝がされたようですが、ようは相手が異星人というだけの戦争映画。空爆に地上戦と確かに破壊力は凄いけどこちらの想像を超えるような未知の能力と言うわけではなく、イラクやアフガニスタンで繰り広げたであろう米軍の戦いの姿を延々と描いています。確かに国(世界)のために戦う姿には共感出来るし休む間もなく次の戦いの準備を始める兵士の姿に感じるものはあるけど、これって何かの宣伝映画?って思っちゃう。何だか、後味よろしくないんです。兵士役で歌手のニーヨが出演してました。




『ゴースト もう一度抱きしめたい/Ghost(10年)』

松嶋菜々子主演、ソン・スンホン、樹木希林共演、言わずと知れた80年代の大ヒット映画『ゴースト〜ニューヨークの幻』のリメイク作品。会社社長の星野七海は韓国人の陶芸家キム・ジュノと恋に落ちる。幸せな生活も束の間、七海は事件に巻き込まれて帰らぬ人となるがゴーストとなって地上に留まり、危険が迫るジュノを助けながら、事件の真相にせまっていく…という男女逆転ながらお馴染みのお話。
もうね、これはある意味凄い映画です。ここまでヒドいと逆に一見の価値はあるかも。誰一人、あの希林さんでさえこの作品の大いなるマイナスの力に飲み込まれちゃってる感じ。原作をなぞるだけのうすい脚本に学芸会レベルにも達してない演技…みんなどうしちゃったんでしょう?ろくろを回す松嶋さんの後から抱きしめるように手をそえるソン・スンホン、バックに流れるのは平井堅さんの歌う「アンチェインド・メロディー」…もうそのヤスさ大爆笑です。最後まさかまさかの!?って展開を匂わせるんですが、どうせだったらそのまま突き抜けてほしかったかな。稀代の迷画に花を添えられたのに…。




『借りぐらしのアリエッティ/The Borrower Arrietty(10年)』

ジブリのアニメ、でございます。小人族の少女アリエッティは父親と母親の3人で人家の軒下に住み、その家から食料や生活必需品を「借りて」て暮らす生活。人間に見られてはいけない掟のアリエッティでしたが、ある日その家に静養にやってきた病弱な少年翔に姿を見られてしまい、住みなれた家を出ていかねばならないことに…というお話。
ストーリー展開も緩やかで、いつものような環境破壊への警鐘等声高なところもなく、あぁもう終わりなの?ってぐらいあっさりと幕引きする印象。もうちょっと面白く出来たのかもなぁとは思いつつ、それでもそのゆったりとした世界感は嫌いじゃないです。これは声優陣の好演に起因するものが大きいのかも。アリエッティの志田未来を始め、大竹しのぶ、三浦友和、神木隆之介、竹下景子、樹木希林、藤原竜也等、当然の如くな声の名演をそれぞれが披露。っていうか、これアニメじゃなくてCGでも駆使してこのメンバーでの実写版を作ってよ、って感じです。役者陣の好演にアニメ本体が喰われてしまった感拭えず。希林ちゃん面白すぎだし。



予告→http://youtu.be/BZqVL8ryhJQ


『嘘つきは恋の始まり/The Last Word(08年)』

ウェス・ベントリー主演、ウィノナ・ライダー、レイ・ロマノ共演のヒューマン・コメディ。エヴァンは自殺願望のある人から要望を聴いて代わりに遺書を執筆する「遺書代筆業」を生業とする青年。亡くなった顧客の葬儀に立ち会った際、ひょんな事からその妹のシャーロットと知り合いになり惹かれ合う二人。兄の遺書を代筆したことを言い出せないエヴァンはシャーロットに嘘を重ねることになるが、いつしかその嘘がほころび始め…というお話。
邦題にしても宣伝文句にしてもラブ・コメディ扱いですが、どちらかと言えば死に向き合わねばならない人々の苦しみや懊悩を描いたヒューマン・コメディといった感じです。困惑しながら彼女の魅力に惹かれ、また彼女や新たな顧客アベルとの関係から自身の仕事の是非を問うことになる主人公をウェス・ベントリーが飄々とした雰囲気で好演。安易なハッピー・エンドに収めず、あぁそこに落とすのね、といったラストもなかなか味わいが合っていいかも。お久しぶりウィノナも一筋縄ではいかなそうなヒロイン(?)にぴったりです。




『サンクタム/Sanctum(11年)』

リチャード・ロクスバーグ、ヨアン・グリフィズら出演の洞窟サバイバル・アドベンチャー。パプアニューギニアの密林地帯の奥にあるエサ・アラ洞窟を調査している探検家のフランクとそのグループ。スポンサーである富豪のカールが合流した後、巨大サイクロンに見舞われた影響で洞窟入り口が塞がれて通行不能に、一行は別の出口を求めて洞窟内と地下水路を探索することに…というお話。
洞窟物っていうと思い浮かぶのはホラーですけど『ディセント』と『地獄の変異』でしょうか。3作品に共通するのは天変地異や事故で出口が塞がれて帰り道を断たれた一行を襲う悪夢ってことですけど、前2者で襲ってくるのはモンスターに対し、こちらは自然の脅威。といっても最終的には3つ並べても違和感のないお馴染みの展開になだれ込んでしまうのですが…。結局この映画、ジャームズ・キャメロンが改良したというフュージョン・カメラ・システムというのを使って水中3D映像を撮りたかっただけなのかも。アトラクション気分で映画館で見たらもっと楽しめたのかなと。若干閉所恐怖症気味の私としては嫌な映画でした。



予告→http://youtu.be/YrM443OhCho


『シャーロック・ホームズ/Sherlock Holmes(09年)』

ロバート・ダウニーJr主演、ジュード・ロウ、レイチェル・マクアダムス共演のアクション冒険談。19世紀のロンドン、黒魔術の儀式のために次々と若い娘を犠牲にするブラックウッド卿がホームズの活躍により逮捕され絞首刑に。しかし死亡が確認され墓に葬られたはずの卿が蘇り、再び殺人を犯しある計画を遂行し始める。ホームズとワトソンはその計画を阻止出来るか…というお話。
直接の原作がドイルの小説ではなくコミックスであるため、ここでのホームズは賭けボクシングに出場してしまうような粗野で武術に長けた奇人として登場。ワトソンもジュード・ロウがやってるくらいですから切れ者医師にコンバートされています。アクション・シーン満載でアメコミ・ヒーロー物なみの単純な冒険活劇にも出来たところを、ホームズの看板を掲げているだけにきちっと謎を謎のままにせず、すべてが科学的な裏付けに基づいたトリックであることを示して見せる展開が好きかも。あまりにも鮮やかに解いて見せるのでミステリーとしての印象が薄くなってるのが難かな?



予告→http://youtu.be/eIyr3EoLhaY
posted by Suzu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
随分堪能されたのですね〜♪
それぞれにコメントしたいのですが、あえて1本選んで「ゴースト」で(笑)
そんなに素敵な出来なんですね〜(笑)
希林さんですらどうにもできないって、凄いですよね。
松嶋さんも「ミタ」がなかったら、これで女優生命が終わってたかもしれない、って事でしょうか。
逆に観たくなりました。
TVで放映されたら観ます(笑)
Posted by 詩子♂カンタービレ at 2012年05月13日 09:32
詩子♂カンタービレさん、こんにちはです。

暇すぎですよね。でも今うちテレビ映らないですし、一度借りに行くと10本ぐらい借りて、返しにいってまた10本、みたいな事になっちゃうんです。

「ゴースト」…久しぶりにこれは!って思える作品でした。日本にラジー賞があれば間違いなく総なめですよきっと。唯一の救いはラストに流れる平井堅さんの主題歌「アイシテル」ぐらいでしょか。劇中に流れる「アンチェインド・メロディー」も、決して平井さんの歌唱が悪いわけではなく、場面のヤスさに飲み込まれているだけなので。

テレビでは丁度「ミタ」フィーバーの頃に放映されたんですが、視聴率の悪さでニュースになってましたね。「ゴースト」恐るべし!
Posted by Suzu at 2012年05月13日 11:42
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