2012年04月22日

『タイタンの逆襲』(12年)

Wrath Of The Titans(12年)

たいていの男の子はウルトラマンやら仮面ライダーやらゴジラやら鬼太郎やら特撮・ファンタジー系って好きだったと思うのですけど、私も御多分にもれず大好きで。「怪獣怪人大百科」とか覚えてます?あぁいうのを日がな眺めているような少年だったんですけど、そういう中でも殊更琴線に触れたのが異国のクリチャーたち。今のようにレンタルやネット等で気軽に映画が見れるような状況じゃありませんでしたし、異国のものなら尚更のこと。特にレイ・ハリー・ハウゼンの作品に出てくるクリチャーたちなんて、もう憧れに近い状態で眺めていたように思います。

資料によれば77年ですから私8歳の時、ハリー・ハウゼンの『シンドバッド虎の目大冒険』が公開され、これはどうしても見たい!と、父に自分のお小遣いを出すから一緒についてきてと頼んで観に行きました。シンドバッド・シリーズでは一番出来のよろしくない本作ですが、そんな事を当時の私は知る由もなくスクリーンで見る不思議の世界を堪能。日本の特撮では主流の着ぐるみとは違うストップ・モーション・アニメで動くクリチャーたちの面白さの虜になりましたです。

あれから30数年…
そのまんま大人のおっさんになった私。相変わらずこの手のものは大好きなんです。

で、『タイタンの逆襲』。

2010年に公開された『タイタンの戦い』の続編です。
『タイタンの戦い』自体は81年にハリー・ハウゼンが最後に手掛けた特撮作品のリメイクで、30年ぶりに『タイタン』がまた劇場で見れるなんてと勇んで観に行きましたけど、更にまたその続編がこうして作られるなんてちょっと嬉しい驚き。前回も途中寝てしまった妻を無理やり引っ張って観に行ってまいりました。

お話はもちろん前回からの続きですけどあれから10年後ぐらいの設定で、人々の信仰心が薄れた世の中ではゼウス率いる神々の力というのも弱まってしまい、そこに乗じて彼らが昔楯突いて冥界に封じ込めた父である巨神クロノスが覚醒。これを止めなきゃ人類滅亡ってことで再びペルセウスが立ち上がる…というもの。ペルセウス役のサム・ワーシントン(長髪が見慣れない…)、ゼウスのリーアム・ニーソン等主要キャストは前作から続投。前回もそうでしたけど、ようは壮大な親子&兄弟喧嘩のお話でございますね。

お楽しみであるクリチャーたちは、空飛ぶ双頭獣の「キメラ」に始まり、お馴染み一つ目巨人の「サイクロプス」、半牛半人な「ミノタウロス」、戦闘の鬼「マカイ」、圧倒的な大きさの巨神「クロノス」等盛りだくさんに出てきて楽しいは楽しいんですけど、CGでこういう表現が容易になった分、逆に昔のコマ撮りで撮影されたクリチャーたちに比べるとインパクトが弱くなったような気がするんですよね。「ミノタウロス」は全身が見えるカットは一場面もないし、「マカイ」なんて動きが早すぎて何だかよくわからないし(smile)。昔はあくまで特撮部分が最重要な見せ場として場面が組まれていましたし、もちろん本作でもそれは変わらないはずなんですけど、どこかその場面にかける情熱!みたいなものがイマイチ伝わってこない感じ。これは少しずつモデルを動かして気の遠くなるような作業で完成した昔の制作工程と、現在のコンピューターで作り上げる過程を比べて、前者のほうが大変なはず!と思ってしまうこちらの勝手な思い込みがそう見せているのかも知れませんけどね。

物語としてはお話のテンポもよくて、コメディー・リリーフの登場等はよりハウゼン的。更に3D作品としての特性を生かした演出も随所に見られ、前作よりもそこかしこ面白くなってるかなと思いました。巨神クロノスの巨大感等は、やはり劇場で体験したいですね。
ハリー・ハウゼン・ファンなら思わずにやりな特別ゲストも再び登場してますので、ぜひご確認いただきたいと思います。

スタッフ
製作:トーマス・タル、ルイ・ルテリエ他
監督:ジョナサン・リーベスマン
脚本:ダン・マゾー、デイビッド・レスリー・ジョンソン
音楽:ジェイバー・ナバレット
キャスト
ペルセウス:サム・ワーシントン
セウス:リーアム・ニーソン
ハデス:レイフ・ファインズ
アンドロメダ:ロザムンド・パイク



Wrath_of_the_Titans.jpg



posted by Suzu at 09:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昨日は地上波でタイタンの戦いを放映してましたね。
続編になるこの作品も、娯楽作品としては
とても面白そうですね。
映画って身近な話題だったり、ジ〜〜ンと
する作品も良いですが、このように現実離れ
した作品も、いいものですよね。
一時の時間を忘れて観る事が出来ますよね。
Posted by 小さな足 at 2012年04月23日 07:36
小さな足さん、こんにちはです。

放映してましたね。
これで少しでも客足が伸びるならいいのですけど。

昨今の技術の進歩が如実に影響してるのがこういう作品ですよね。昔なら映像不可と諦めていたものが続々と作品化されるようになりましたし。
それでもやっぱり最終的には作り手側のセンスで面白くもなればつまらなくなくもなるわけで、そういう意味ではあまり変わらないのかなとも思います。
映像が凄いだけで、後に何も残らない映画も多いですもんね。

それでも浮世を少しだけ忘れられるこういう娯楽作、大好きです。
Posted by Suzu at 2012年04月23日 23:55
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