今頃感満載ではありますけど、最近になってようやくヘビーローテーションしてる我が家なので取り上げたいと思います、アデル姐さん。
ニュース等でも度々報道されてますから御存じの方が多いと思いますけど、ワールドワイドで爆発的なヒットになり次々とチャート記録を塗り替え中の本セカンド・アルバム。
一例ですけどアルバムはUKではソロ・アーティストとしては初の発売から連続11週での1位を記録(トータルでも既に20週超え)、USでは発売から49週連続でトップ5圏内をキープというあのマイケル・ジャクソンの『BAD』の38週という記録を遥かに超えて更新中という状況。
シングルもUSでは「ローリング・イン・ザ・ディープ」と「サムワン・ライク・ユー」の連続No.1ヒットに加え、先日発売したライブ作品からカットした「セット・ザ・ファイア・トゥ・ザ・レイン」もライブ・バージョンとしては異例のNo.1ヒットを記録し、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。本年度のグラミー賞にも6部門でノミネートされていますが、きっとデビュー・アルバムを軽く超える受賞数を記録するんじゃないかと予想されています。
私的に白状するとデビュー・アルバムは数回聴いたくらいで棚に埋もれたまま(汗)。本セカンドも早々に手に入れたもののituneに取り込んだっきりという状態だったのですが、米国の人気ドラマ「glee」にてホリー先生ことグウィネス・パルトロウが歌った「ターニング・テーブル」を皮切りに、ジェシーとレイチェルのデュエットによる「ローリング・イン・ザ・ディープ」、メルセデス率いるトラブルトーンズによる「ルーモア・ハズ・イット/サムワン・ライク・ユー」のマッシュ・アップ・バージョンと次々に曲が取り上げられ、異様に耳馴染みが出来てしまったところでようやく本家に手を伸ばし、現在聴きまくり中というそんな状況でございます。
彼女の歌がどうしてこんなに受けるのかという事ですけど、やはり万国共通で悲しい歌というのは需要が多いんじゃないかと言うところで、アデルの歌詞はほとんどが元恋人との辛かった恋愛について歌ったもの。「ローリング・イン・ザ・ディープ」は完全に弄ばれた事に対する情念渦巻く恨み節だし、大ヒットした「サムワン・ライク・ユー」は既に次の恋人のいる元カレのところを訪ねて、気にしないで、あなたのような別の人を見つけるから…なんて切々と訴えてしまう内容。他にもどうして私を愛していたことを思い出せないの?(「ドント・ユー・ユメンバー」)とか、私をまた愛してくれるまで待つわ「(アイル・ビー・ウェイティング」)とか、私の愛も全て持って去っていくがいいわ「(テイク・イット・オール)」等など、追慕と恨み節のオンパレード。こういう誰にでも思い当る負の感情って、ついつい肩入れしちゃったりするものなんですよね。
バックの音はポップ、ロック、ソウル、ブルース、フォーク、カントリー等様々な音楽の影響を感じさせながらも、それでいて無駄なものを削ぎ落とした非常にシンプルな印象。そのシンプルさんが少しハスキーで、時に繊細さを垣間見せながらも胆の据わったアデルの歌声をより際立たせる効果を発揮し、近年まれにみる「ヴォーカル・アルバム」を形造っているように思います。ブルージーでダイナミックに展開していく「ローリング・イン・ザ・ディープ」を皮切りに、原始的なリズムが高揚感を煽る「ルーモア・ハズ・イット、切々と聞かせる「ターニング・テーブル」や「ドント・ユー・リメンバー」、可憐でポップな「セット・ザ・ファイヤ・トゥ・ザ・レイン」、サザンソウル調の「アイル・ビー・ウェイティング」、ザ・キュアーの大ヒット曲をボサノヴァ風アレンジでよりメランコリックに聞かせる「ラブソング」、極めつけの失恋歌「サムワン・ライク・ユー」と、聞けば聞くほどに味わいの増す良い歌がぎっしり。若さゆえの思いつめ感っていうのが、またよかったりするんですよね。
歌詞は全てアデルが書いていますが、曲のほうは共作が多く、中にはワンリパブリックのポップ職人ライアン・テッダーの名前等も見受けられ、アルバムにほどよい彩を与えています。
ながら聴きではなく、じっくりと対訳等を読みながらその世界に浸っていたい、そんな素晴らしい作品です。
日本盤のほうが4曲ライブ・バージョン等のボーナストラックが収められているのでお薦めかも。
…しかし、これで21才(現在は23才)って、本当どうなんでしょ?(smile)
このまま大化けしていけば、すんごいことになりますよね、きっと。
チャートデータ(US)
アルバム
Pop 1位
シングル
「Rolling In The Deep」:Pop 1位
「Rumour Has It」:Pop 60位
「Turning Tables」:Pop 63位
「Someone Like You」:Pop 1位
「Set Fire To The Rain」:Pop 1位


発売されたばかりですね。
評価の高い歌手なんですが、なかなか手が出て
なくて、まだ聴いてません。
でも、おっしゃるようにGleeの中でも
かなり使われているし、曲を聞いていたら、
60年代、70年代を彷彿させる感じなのかな?
Suzuさんのレビュー読んでたら欲しくなりました。
本当はアルバート・ホールのライブ盤をレビューしようかと思っていたのですか、注文したものがどうやら郵便事故で行方不明…みたいで、結局時期外れですがこちらを引っ張り出してまいりました。
確かに70年代のシンガーソングライターたちの作品を彷彿とさせる感じありますね。私小説的というのも共通しますでしょうか。ほんと、じっくり聞くと、はまります。
機会がありましたら是非。
ホールのコンサートの模様が放映されますね。
録画します。
更新のご利益でしょうか、何とまぁタイミングよく今日届きました!
歌も良いですけど、彼女の人柄が伝わってくるような楽しいライブです(まぁしゃべるしゃべる…)。お楽しみに〜。
予想通りのグラミー獲得多数。アデル、今後も楽しみ。
なんかジャケもウソかなと思ってましたが、案外綺麗で意外でしたが。
いいものはいつ聞いてもいい!…ですよね。
そう、案外というか、ベースは凄く良いものを持ってるんですよね、アデル姐さん。自分に照らしながら、やっぱり痩せるって大切かも、なんて思ってます。
今後が本当に楽しみ〜。休養宣言もデマだったみたいだし、次も「24」ぐらいで期待出来そうかなと。