2011年12月25日

『グリー:ザ・ミュージック、ヴォリューム7』(11年)

Glee:The Music, Volume 7(11年)

思いっきりネタばれで書きますから、ほとんどの方がそうだと思いますけどこれからシーズン3を見る予定の方はご注意ください。

そんな訳で有料チャンネルのFOXのほうで日本でも放映が始まったようですが、あちらでは9月からの放映を受けてシーズン3のサントラ第1弾が発売となりました。

シーズン3にはいろんなトピックがありますが、キーとなる事柄をズラズラッと羅列すると
@ブレインがカートを追ってマッキンリー高校に転校
Aレイチェル・ママでクインとパックの子供の里親でもあるシェルビー(イディナ・メンゼル)が音楽の教師(顧問?)としてマッキンリー高校に赴任
B校内の発表会の演目として「ウェストサイド物語」を上演
C校内の何かの委員(…)にカートやブリタニーが立候補
Dグリー・プロジェクトの合格者が登場
なんてところだと思います。

シーズン2はどちらかと言うと最新のヒット曲を取り上げる率が高かったですが、3の前半は「ウェストサイド物語」の上演という設定等もあり、ミュージカル色が濃厚。また60年代から80年代のクラシック・ソングが披露される機会も多く、原点回帰的なかじ取りがここに来てされたようです。
「ウェストサイド物語」からは都合6〜7曲が披露され、今までの流れで言えばミニ・アルバムくらいリリースしてもおかしくなかったのですが、ドラマでも通しで舞台を見せることはなかったので、単独でのリリースはされませんでした(…一番大きな理由は、さすがにウェストサイドじゃグリー人気でも購買が見込めないからって事だと思いますけど…)。本サントラにはその中からシェルビーとレイチェルによる「サムウェア」と、レイチェルとブレインによる「トゥナイト」が収録されています。

第2話の「アイ・アム・ユニコーン」の回は、ウェストサイド物語のグリー部内オーデションを中心とした話でしたが、シェルビーとレイチェルの「サムウェア」に続き、オーディションでカートが歌うのがミュージカル『ファニーガール』の「私は大スターよ」、そしてブレインが歌うのが「サムシングス・カミング」。この回は曲披露が少なくて3曲しか歌わないのですが、密かにバーブラ・ストライサンド・トリビュートになっていたので個人的にはにんまりでした。第1話ではレイチェルとカートが「ディンドン、魔女が死んだ」も歌ってましたし、グリーのバーブラ贔屓は本当に嬉しいかぎりです。

そしてもって、ブレインがマッキンリー高校にやってきた事によって、ニューディレクションズの男性リードの勢力図が大きく変わりましたね。
今まではフィンとパックがロック&カントリーの曲を、アーティーがR&B、カートがスタンダード&ミュージカル、雑駁でいうとこんな担当分けがされていた感じでしたが、ブレインというオールラウンド・プレイヤーがやってきた事で、ほとんどの曲に彼が絡むようになって、男性ヴォーカルの「顔」と言った活躍ぶり。本盤でもトム・ジョーンズの「イッツ・ノット・アンユージュアル」に始まり、ケイティ・ペリー担当としての「ラスト・フライデイ・ナイト」、前述の「トゥナイト」、ジャネット・ジャクソンの「コントロール」等にフューチャー。ブレインが抜けた新生ウォブラーズも1曲ビリー・ジョエルの「アップタウンガール」を披露していますが、正直見る分にはその楽しさに衰えはないにしろ、耳だけで聴くと若干インパクト不足というのは否めない感じで、ブレイン(ダレン・クリス)の魅きの強さというのがよりあぶり出された格好になっています。

本年最後の放映となったクリスマス・エピソードの前がグリーの予選会のお話でしたが、グリー部に理由あって反旗を翻したメルセデス&サンタナ&ブリタニーは別チームトラブルトーンズを率いて予選会に参加、レイチェルも自主謹慎中という設定の中で、ニューディレクションズはジャクソン・ファミリー・メドレーを披露します。久しぶりにリードを任されたティナが生き生きと可愛らしく歌う「ABC」、グリー初登場となるジャネット・ジャクソンの「コントロール」はアーティとブレインが、最後はラブコールに応えて復帰したサム(コード・オーバーストリート)も加わって男性陣が感動的に歌い上げるマイケルの「マン・イン・ザ・ミラー」で締めるという鉄板ネタ。ここはまんまサントラに収録されたのでよかったです。

今回最近のサントラでは一番曲数の少ない15曲収録で、オープニングを飾っているミュージカル『ヘアスプレー』の代表曲で楽しさ満点の「ユー・キャント・ストップ・ザ・ビート」、本家のダウンロード率も引き上げるほど話題になったシュー先生が歌うコールドプレイの「フィックス・ユー」、ブリタニーが大活躍するビヨンセの「ラン・ザ・ワールド」、シングル・チャートで11位とシーズン3で今のところ最大のヒットになったサンタナ&メルセデスによるアデルの「ルーモア・ハズ・イット/サムワン・ライク・ユー」のマッシュアップ、サンタナとシェルビーによる感動的なKD・ラングの「コンスタント・クレビング」、ドラマ内で聴いた時はなんの曲かわからなかったフィンが歌うグレッグ・ラズエル・アレンジ・バージョンの「ガール・ジャスト・ワナ・ハブ・ファン」等、さすがに厳選されただけあって高濃度なラインナップ。

前述の密かなバーブラ・トリビュート曲や、トラブルトーンズが歌うクリスティーナ・アギレラの「キャンディマン」や「サバイバー/恋のサバイバル」のマッシュアップ、今季からようやくレギュラー入りとなったマイク役のハリー・シャムJrが初の単独リードをとったウェストサイド物語の「クール」、グリー・プロジェクト出身のダミアン・マクギンティーやリンジー・ピアースが歌うナンバー等も出来れば収録してほしかったところですが、線に漏れてしまったのはいつもの事ですが何とも残念でした。一部は配信で購入する事が出来たので、私はそちらを利用させてもらいましたけど。

そんな訳で、あちらの本年中の放映も年末年始休暇に入ってしまったので今年は終了。来年は1月第3週からの開始みたいですね。後半には後二人のグリー・プロジェクトの優勝、準優勝者も登場するでしょうし、リッキー・マーティンが参加するかも?なんて未確認情報もあり、お話もどんな展開を見せていくのかとっても楽しみです。今年もグリーには本当に楽しませてもらいました。聴けば(見れば)必ず元気をもらえるし、音楽の楽しさがこれほど詰まっている番組は、やっぱり他にはないかなと思います。有難う、グリー!来年もよろしく!!

チャートデータ
アルバム
Pop 9位
シングル
書ききれないのでこちらを参考下さい
http://en.wikipedia.org/wiki/Glee_Cast_discography




posted by Suzu at 08:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
グリー!エピソード2はFOXチャンネルで放映しましたが、なんか飛び飛びで全部を見る事は出来ませんでした。思い切ってBOX買ってしまいそうになりましたよ(笑)
エピソード3はまだ2話までしか観てませんが、おっしゃるようにミュージカル曲が増えたような気がしますね。レイチェル親子が歌う「SomeWhere」は鳥肌立ちました。確かにバーブラ好きなのかな?バーブラが歌う曲が多いですね。
Posted by 小さな足 at 2011年12月26日 09:17
小さな足さん、こんにちはです。

プロデューサーのライアン・マーフィーはエミーだかゴールデングローブだかの受賞スピーチで、バーブラにお礼のコメントみたいなのをしてましたから、間違いなくバーブラの大ファンですよね。日常会話のようにバーブラの名前が出てくるドラマなんて、なかなかないので嬉しいです。

私は思い切ってシーズン2のBOX買いました。とりあえず英語でしか見てなかったので、改めてここはこんな事言ってたんだ、なんて再確認しながら楽しんでます(smile)。
Posted by Suzu at 2011年12月27日 12:24
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