2009年06月05日

『スター・トレック』(09年)

Star Trek(09)

40年以上の歴史を持つ老舗SFシリーズの最新作。

色んな時代設定でシリーズ化されてきた本作ですが、今回はお馴染みのカーク船長とミスター・スポックの若かりし頃にスポットを当て、いかにして二人が友情を育み、エンタープライズ号を率いるにいたったのかをドラマ化しています。

とにかく展開が速い。アクションにつぐアクション、見せ場の連続で正味2時間ですがあっという間にラストまで行き着く感じです。こういうのをジェット・コースター・ムーヴィーって言うんでしょうね。ハラハラドキドキしている間に映画が終わってしまいました。

テンポが良い分ストーリーの細部や人物描写などは多少すっとばされていて、映画としては「トップガン」や「愛と青春の旅立ち」等の無軌道な若者が友情や愛情に支えられて苦難の果てに成功をつかむ青春物の側面も持ち合わせているのですが、今ひとつそのあたりのカタルシス&納得性が得られない感じ。最後にきてカークが人間としてそんなに成長したようには見えないし、そんなに簡単に船長になっちゃっていいの?なんて思っちゃたりもしました。まぁそのあたりを描きこんだら後1時間ぐらいは映画の尺が必要かもしれないので、これは映画のスピード感と引き換えという事で、多少しょうがないのもしれませんけど。

しかしあれですね、こういうスペース・オペラ的なSF映画をスクリーンで見るのが超久しぶりってこともあったのですけど、映像にほとんどうそ臭さがないというか、見ていることがそのまま現実に起こってることのように思えちゃいました。宇宙という異空間を舞台にしてるから普通のCG映画より粗が目立たないって事もあるのかもしれませんけど、映画の技術の進歩って凄いなって今回改めて(マジで)感じてしまいました。

それと我儘にもちょっと残念だったのは、自分がそんなに「スター・トレック」の世界を知らないで今回の映画を見たこと。テレビで放映されていた「宇宙大作戦」もそんなに熱心に見ていたわけではないし、その後の映画化作品も続々と作られたシリーズ作品も見ていないので、きっとマニアだったらそこここに楽しめる仕込みがあったのではないかなーと想像すると口惜しくて(smile)。充分単体の映画としても楽しめますが、これはマニア(トレッキー)の方の特権ということで諦めるしかないですね。

本作の続編の制作は既に決まっているそうなので、完成の暁にはぜひ見に行こうと思います。

スタッフ
製作:J.J.エイブラムス、デイモン・リンデロフ
監督:J.J.エイブラムス
脚本:ロベルト・オーチー、アレックス・カーツマン
音楽:マイケル・ジアッキノ
キャスト
カーク:クリス・パイン
スポック:ザッカリー・クイント
ネロ:エリック・バナ
もう一人のスポック:レナード・ニモイ

「スター・トレック予告編」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=J-k5w764bq0




posted by Suzu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おお!ニモイさんもいちおう出ているのですね。

映画シリーズは、けっこう観ているのですが、
今回は、まだちょっとふんぎりつかず。
つうか、『宇宙大作戦』といわれたほうが、
いまだにピン!とくる世代だったりするし。(^^;;
Posted by maki at 2009年06月05日 09:54
makiさん、こんにちはです。

「スター・トレック」ファンの間では、どうしても賛否あるみたいですよね。凄く今風の映画だと思いますし、やはりきちんと従来の設定を踏まえていないとそこ違うぞーってつっこみたくなるでしょうし。

ウィリアム・シャトナーさん出演も検討されていたみたいですが、それは次回以降に持ち越しのようです。
Posted by Suzu at 2009年06月06日 08:40
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