2009年06月17日

マデリン・ペルー『ハーフ・ザ・パーフェクト・ワールド』(06年)

Madeleine Peyroux:Half The Perfect World(06年)

ブックオフ等に行くと角の丸いCD=最近発売になった作品の証=を目印として目で追っていたりするのですけど、そんな中で視線を捉えたのが本CD。マデレイン…ペイロックス???とアーティスト名も読めなかったのですけど、曲目を見ると知っていそうなポップ・クラシックがいつくかあり、しかも1曲はKD・ラングとデュエットしているという事で、これはきっと大丈夫と買ってみた1枚でございます。

マデリン・ペルーさん。最近になって新作もリリースされましたけど、即日本盤が発売されるほどのライト・ジャジー系(?)では名の知られたアーティストでいらっしゃいました。ジョージア州出身の現在35歳、デビューは96年22歳の時で早熟の天才と言われたなかなか輝かしいデビューだったそうですが、その後一度リタイアして04年アルバム『ケアレス・ラブ』にて復活。これが再びの大ヒットになって活動が軌道に乗り、本作はその2年後に発売されたサード・アルバムになります。

プロデュースを行っているのは先日メロディー・ガルドーさんの回でもご紹介したラリー・クライン。
ハモンド・オルガンの何とも懐かしさを呼び起こす音色に乗ってふにゃふわしわっと聞こえてくるマデリンさんのヴォーカルは35才の女性が歌ってるとはとても思えない老成感で、最初はむむ…って思いましたけど、これがしばらく聞いていると何とも温もり漂う音色として心に響いてくるから不思議なものです。
レパートリーもその声の魅力を生かすべく、レナード・コーエン、トム・ウェイツ、ジョニ・ミッチェル、ニルソン等と実に納得の選び具合。10代をフランスで過ごした経験を生かしてかセルジュ・ゲンズブールのフランス語曲をさらっと披露したりもしていて、ラストの「スマイル」(チャップリン曲)まで、温かな毛布に包まれているかのようなハート・ウォーミング感がたっぷりと味わえる作品になっております。

ジョニ・ミッチェルの「リヴァー」をデュエットするKD・ラングのきりっとしかも艶っぽい男前振りも相変わらずさすがですよ。
季節的には秋冬仕様…しかし眠れぬ夜などにはお供にしたいアルバムです。

チャートデータ
アルバム
Pop 33位/Jazz 1位

「I'm All Right」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=YfJrwLJJp3A
「River」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=uEps6uCEdKY





posted by Suzu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ/ポピュラー系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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