2009年06月01日

マービン・ゲイ『ナット・キング・コールに捧ぐ』(65年)

Marvin Gaye:A Tribute To The Great Nat King Cole

マービン・ゲイさんが本当はソウル歌手ではなくジャズ・ポピュラー系の歌い手になりたかったというのは有名な話だそうで、実際デビュー・アルバム『ソウルフル・ムーズ・オブ・マービン』はそっち系の作品だったりいたします。結果的にそのファースト・アルバムが成功せず、R&Bに方向転換して大成功を収めてしまうわけですが、マービンさんとしては夢は捨てきれず…という感じでその後も何枚かポピュラー盤をリリース(モータウンからのご褒美という話しもありますが…)をしてまして、その内の1枚がこちら、当時亡くなったばかりで、生涯の憧れだったというナット・キング・コールさんの楽曲を取り上げた65年リリースの『ナット・キング・コールに捧ぐ』でございます。

セクシー・シャウターとして人気を博した60年代のマービンさんですが、もちろんバラードのスムースな美しさというのもR&B盤のほうで確認出来ていたわけで、当然スタンダードを歌っても素晴しいだろうと思っていましたけど、聴けばより納得の充実作。「ナイチャー・ボーイイ」「トゥー・ヤング」「モナ・リサ」「アンフォゲッタブル」等お馴染みのナット・コールさんの楽曲を実に大切そうに心を込めて歌いあげていて、どれもオリジナルに肉薄する出来栄えです。モータウンには全く売る気がなかったであろうことは目に見えていますけど、こっち路線で地味に活躍していても、相当いい地位まで登りつめたんじゃないですかね?たらればですけど、この美しい歌声を聴いているとそんな可能性も0じゃなかったと言いたい気分になりますです。

マービンさんのこれら4枚のスタンダード集はタイミングよく4月1日に国内盤の紙ジャケがリリースされていますので、お気になる方はぜひチェック下さいませです。私もミュージカル集とか是非聴きたいです。

チャートデータ
チャート入りなし(?)

「Fly Me To The Moon」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=mxz8-xZisgE

アルバムの音源がないので別のスタンダード曲を。




posted by Suzu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャズ/ポピュラー系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
マーヴィンの再発CD、気になってましたが、ちょっと値が張るので…悩みどころ。
この作品も良質そうなので、一度は聴いてみたいです。
ただし、個性を発揮したのはデュエットだったり70年代のソウルフルな時代がイチバンだと思うので
この時期の音源は、どれも似たように捉えてしまうのは、、、しょうがないんですかねー?!
Posted by YO-SUKE at 2009年06月11日 23:35
YO-SUKEさん、こんばんわです。

最近の再発CD、特に紙ジャケットは値が張るので、作品として出してくれるのは有難いですけど、昔のように1,500円ぐらいのナイス・プライスで出してもらったほうがよっぽどいいのになぁというのが本音です。
全部を聴いたわけではないのであれですが、60年代のモータウンのアルバムっていうのはどれもこれも似たような印象がありますよね。特に後追いで聴く我々には余計かも。…しょうがないと、思います(smile)。
Posted by Suzu at 2009年06月14日 20:02
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