2008年12月09日

ステファニー・ミルズ『クリスマス』(91年)

Stephanie Mills:Christmas(91年)

時期でもありますし、せっかくですからステファニーさんのクリスマス盤をご紹介したいと思います。

5曲ものR&BNo.1を放ってヒット街道を驀進した80年代後半のMCA時代もステファニーさんの黄金期のひとつですよね。MCA時代は熱い歌声をそのままによりコンテンポラリーな魅力を増していった円熟期でしたけど、そんな勢いのまま制作させたと思われるのが本作でございます。

クリスマスのスタンダードとオリジナル曲織り交ぜた構成ですが、オリジナルの制作陣がナラダ・マイケル・ウォルデン、ビービー・ワイナンズ、トム・スノウ&アマンダ・マクブルームとなかなかにゴージャスな面々。

R&Bのクリスマス盤にはマスト・アイテムになっているダニー・ハサウェイの「ディス・クリスマス」の心地よいリズムに乗って幕を開けた後は、コンテンポラリーな魅力に溢れた「イット・ダズント・フィール・ライク・クリスマス」、高らかな歌声がクリスマスの星空に舞い上がるような「ウィ・キャン・ムーブ・マウンテンズ」、そしてナラダとステファニーさんが共作した美麗なオリジナルの「メリー・クリスマス」(ラストに「ジングル・ベル」の一節を挿入…)と続いていきます。
そして「Rudolph The Red-Nosed Reinder」へ。これ「赤鼻のトナカイ」なんですけど、吃驚のジェームズ・ブラウン「セックス・マシーン」との合体バージョン。ラップも加えての実にファンキーな仕上がりで、やるよねーって感じです(smile)。

後半もかなりオリジナルな節回しで聞かせる「サイレント・ナイト」、美しいコーラスを従えた暖かなミディアムの「クリスマス・ウィズ・ユー」、ビービー・ワイナンズ制作で、シーシー、デブラ、アンジーとワイナンズ家大挙参加の「ラブ・イズ・トゥー・リッスン」、曲終わりにプチ・クリスマス曲メドレーを挿入してますけど、こちらは割りとオリジナルのメロディを大切に厳かな空気感で聞かせる「ホワイト・クリスマス」と余裕の展開で、最後はトム&アマンダのオリジナル曲「ジングル・ベイビー」でハートウォーミングに幕となります。

オリジナル曲のクリスマスらしさいっぱいの親しみやすさに加え、スタンダードには一手間加えているのがミソ。ノッってる時期っていうのは、どうしてこうやること全てが冴えちゃうんでしょうね(smile)。

アイデアと遊び心に溢れたクリスマス盤として、超お薦めの1枚でございます。

チャートデータ
わかりませんでした。

「Love Is To Listen」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=wLJpwM4kcTo
「It Dosen't Feel Like Christmas」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=DcZmvkNdDxM


posted by Suzu at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | クリスマス・アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
やはりこのアルバムの魅力は、重厚なゴスペルコーラス、そしてもちろんビブラートのきいたステファニーとの掛け合いが素晴らしいですよね。時に笑い声も聞かせる余裕。彼女の歌の上手さを改めて実感します。

Posted by ライト at 2008年12月13日 03:30
ライトさん、こんばんわです。

前にお薦めいただきましたもんね(smile)。
クリスマス・アルバムってけっこう個性を出すのが難しいですけど、これは本当にゴージャスですし、余裕とアイデアに溢れた貫禄の作りで感激しました。
さすがステファニーさんですね。
Posted by Suzu at 2008年12月13日 21:57
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