2008年11月26日

アン・ルイス『チーク』(80年)『チークU』(82年)

Ann Lewis:Cheek(80年)/CheekU(82年)

表舞台にあまり登場しなくなったなぁと思っていたら、実はパニック障害という病と闘っていたアン・ルイスさん。最近はパニック障害のこともだいぶ一般的に認知されるようになってきましたけど、当時はあまり聴きなれない病名でしたよね。

主に普段ストレスを溜め込みやすい生活をしている人が強いストレスを感じると、動悸、目眩、呼吸困難等を誘発してしまう病気なのですが、一度症状が出始めると、ストレス状態でなくてもいきなり症状が出てしまうなどかなり大変な面を持っています。長期化する例も多く、アンさんもそのせいでレコーディング活動のみに限定して現在は活動をしているような状況。あんなに翔んでる女性、イケイケ女性の代表のようなアンさんがこんな病気になってしまうなんて、人と言うのは見かけでは(って失礼にとらないで下さいね)わからないものですよね。いつかまた舞台でロックするアンさんが見れる日が来たらいいなぁと思いますです。

何か紹介がツラいところから入ってしまいましたが、ヴィクターが進めている紙ジャケット大作戦の中にアンさんの諸作もライン・ナップされてまして、その中からいくつかチョイスしたものをご紹介。本日はオールディーズ・カバー・アルバムとして高い評価を受けている80年の『チーク』とその続編『チークU』でございます。

米国人の父を持つハーフのアンさん。ハーフというのは憧れられる存在でもある一方、時代によっては差別の対象にもなったりと良いことばかりではないようですが、本作はアンさんのアメリカ人としての血を最大限に生かした実に洋物っぽい作品。洋物っぽいって表現もおかしな話なんですけど、古き良きアメリカの雰囲気をいっぱいに感じさせながらも、決して完全な洋楽にはならず、親しみやすさののりしろをいっぱいに残しているところが、アンさんならではというかこのアルバムの良いところでございます。

2作品とも50年代、60年代のキング&ゴフィン曲等正にオールディーズなナンバーを中心に、1作目ではブロンディの(まぁこれは確信犯的にオールディーズとして作られてますが)「イン・ザ・フレッシュ」や竹内まりやさんがアンの結婚お祝いに贈った「リンダ」、2作目では大瀧詠一さんの「夢で会えたら」の英語バージョン等がフックとして収録。アンさんの甘酸っぱい歌声はドリーミーなオールディーズにジャスト・フィットで、ノリにノッて演じるシャングリラスの「リーダー・オブ・ザ・パック」やガール・シンガーよろしくパンチを効かせて歌い上げる「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ」等、とても楽しい聴き物になっています。

ジャケットも素敵なこの2枚。オールディーズ入門にもよいのじゃないかと思います。

チャートデータ
わかりませんでした。

「夢で逢えたら(Dreams)」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=ELByxQmNmlo
「リンダ(日本語Ver.)」:You-Tube→http://www.youtube.com/watch?v=ZU-TzeoblBg




posted by Suzu at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 歌謡曲/J-POP系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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