2008年10月01日

ザ・ウィスパーズ『イマジネーション』(81年)

The Whispers:Imagination(81年)

ザ・ウィスパーズは双子のスコット兄弟を中心に64年にカリフォルニアで結成されたグループで、70年のデビュー後 Janus Records 所属の時代はかろうじてトップ40にかかるヒットを(それでもコンスタントに)リリースしていましたが、76年にソウル・トレイン(ソーラー)に移籍してから風向きが替わり始め、快活なリード&コーラスとリオン・シルヴァーズらソーラー一派が作り出す軽やかなサウンドの相乗効果でもって、人気者の仲間入りを果たしたグループでございます。

ウィスパーズと言えばリアル・タイムでは上り調子だったLA&ベイビーフェイスプロデュースした87年の「ロック・ステディ」(R&B1位)とそれを含むアルバム『ジャスト・ゲッツ・ベター・ウィズ・タイム』が個人的にはよく聞かせていただいた思い出の品。ダンス・コンピに入っていたR&Bチャート1位のヒット曲「アンド・ザ・ビート・ゴーズ・オン」なんかもけっこう好きでしたけど、何故かその他のアルバムには手を出す気にならず…男性ヴォーカルより女性ヴォーカルのほうが好みだったこともありますし、かなりたくさん出ているアルバムのどれを聴いてよいか今ひとつ良くわからなかったというのが理由だったりもします。
…そして月日は流れ、最近リンクして頂いているR&B館のtanouxさんからウィスパーズのアルバムにハズれなし!の力強い助言を頂いたので、じゃあ集めていこうと腰を上げたのもつかの間、ソーラーから出ていた2in1シリーズは既に廃盤に!!アマゾンのマーケット・プレイスでは既に高値を呼んでるものもあったりで、絶対高い中古は買わない主義のあたくし、これから険しい道のりのウィスパーズ探索を強いられる事になりそうです

と、いつものように長い前おきはこのぐらいにして、本日ご紹介するのはそのウィズパーズ81年リリースのヒット作『イマジネーション』(…本当はこれも2in1のラインナップの中にあるのですけど、出合ったら買っとく…これが中古の鉄則っす)。プロデュースはウィスパーズとソーラー・レコードの創設者の一人であるディック・グリフィー、コ・プロデュースにソーラーと言えばこの人リオン・シルヴァーズVが参加した作品。

ファルセットも交えた艶やかなヴォーカルの心地よさに酔わされる「セイ・ユー」や、清涼感いっぱいのコーラスをバックにこれまた気持ちよさそうにリードが歌う「ファンタジー」等バラードも素晴しいですが、やはりここはソーラー・サウンドを全開にさせたアップ・ナンバーが充実しまくり。バックのサウンド、ウィズパーズの歌共々爽快に駆け抜けていくタイトル曲に始まり、ちょっとシック風なギター・カッティングを取り入た上に、ぐんぐんビートが加わって盛り上がっていくR&Bチャートで2位まで昇った朗らかなヒット曲「イッツ・ア・ラブ・シング」、硬質なビートが響く「アイ・キャン・メイク・イット・ベター」、サンバちっくなオープニングから渦巻くリズム〜定番ソーラー・サウンドへと移行していく「アップ・オン・ソウル・トレイン」等、どれも面目躍如なLAサウンドの心地よさなのです。

時にツイン・リードとなるスコット兄弟のマイルドな歌声の帆にファルセットのコーラスが爽やかな追い風となって疾走していくウィスパーズ号。エンジン部分がソーラーのサウンド隊とくれば、誰も追いつけませんよね。

う〜ん、いい。う〜ん、失敗。集めるどー(濱口くん風)!

チャートデータ
アルバム
Pop 23位/R&B 3位
シングル
「It's A Love Thing」:Pop 28位/R&B 2位
「I Can Make It Better」:Pop 105位/R&B 40位

「It's A Love Thing」:You-Tube→http://jp.youtube.com/watch?v=oxl4lKJRgkQ
「I Can Make It Better」:You-Tube→http://jp.youtube.com/watch?v=aOzx1nhVoUg



2in1もベストもこのお値段…。
posted by Suzu at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | R&B系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
うーん、長年、いい出会いはないか?と探している盤です。
"Just Gets Better With Time"のほうは、
ジャケ違いで、2枚持っているのですが。(^^;;

ウィスパーズ、男性グループ数あれど、
さわやかさが常に感じられるVo.は稀有ですね。
Posted by maki at 2008年10月01日 19:18
makiさん、こんばんわです。

私も出来れば2in1盤で出会いたかったのですが、こう急ではさすがに無理みたいで…。今後も地道に網を張っていきたいと思います。
「ジャスト・ゲッツ〜」と言えば大抵ワイングラスみたいなジャケのものですが、別バージョンもあったんですか。ん〜もう一度欲しいかも(smile)。
Posted by Suzu at 2008年10月01日 23:11
http://www.cduniverse.com/search/xx/music/pid/1108641/a/Just+Gets+Better+With+Time.htm

はい、こんな↑ジャケのもあったんです。
96年に、マイナーなレーベルからリイシュされた盤みたいですね。

SOUL系のジャケは、メンバーが写ってるほうが好きなので、
自分は、こっちのほうがいいかなぁ。
おされ〜なのは、いまいち。(^^;;
Posted by maki at 2008年10月03日 09:42
おぉ、大分イメージが違いますね。
でもこの写真自体はどこかで見た記憶が…裏ジャケとかに載ってましたかね???

ソウルのジャケットに、おされ系、エロ系(きれいなお姉さん系)は定番ですものね。むくつけきおっさんたちがスマートな音楽をやってる場合、イメージとして後者を打ち出したいってのがあるんじゃないでしょうか。ある意味作戦成功な場合もありますよね…。
Posted by Suzu at 2008年10月03日 23:16
ホントだ、裏ジャケに載ってますね、
メンバーの集合写真は。

で、自分もグラスかなと思ってたのですが、
砂時計ですね、もう一個のほうは。(笑)
さらによく見ると、上のほうに、
しっかりメンバーが写ってました。(^^;;

http://www.allmusic.com/cg/amg.dll?p=amg&sql=10:jpfrxql5ldde
Posted by maki at 2008年10月04日 11:24
本当だ、よく見ると砂時計なんですね。そして更によく見ると確かにメンバーが…。LPとかだとすぐ気が付くのかもしれませんけど、やはりCDだとちょっと小さくなりすぎますよね。ビジュアル面だけのことを考えると、やっぱりLPってインパクトあったなって思います。
Posted by Suzu at 2008年10月05日 00:09
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