2015年01月25日

高見知佳『ペーパー・ムーンに腰かけて/高見知佳U』(79年)

Chika Takami:Paper Moon Ni Koshi Kakete(79年)

ご無沙汰のしすぎですね。

忙しさもあって、というのはどちらかというと言い訳で、短時間である程度の発信が出来るtwitterのほうが色々便利なものですから、ついついそちらに流れてしまってました。今回はもうちょっと書きたい事があるかなぁという感じなので、重すぎる腰を上げてみた次第です(…なんて、大げさですね)。

バラエティーアイドル(バラドル)という言葉がまだ生まれる前の時代にそういうポジションで活躍されていた高見知佳さん。ご多分に漏れず、と言うのは失礼な言い方ですが、歌手としてはその実力はある程度認められていながら、あまり大きなヒットには恵まれずにバラエティー番組で活躍されていらっしゃいました。「アイアイ・ゲーム」とか懐かしいですね。

78年11月に歌手デビューされた高見さん。歌手としての代表曲は84年に資生堂の化粧品のキャンペーンソングとしてヒットしたEPO作詞作曲の「くちびるヌード」。歌謡曲ファンの間ではデビュー時の筒美京平先生の作品群や、ニューウェーブ歌謡として特有筋で人気の高い加藤和彦作品「ジャングル・ラブ」や「ボーイフレンド」等も後付け評価が高かったりするようです。

長らくその作品は手に入らなかったのですが、2003年にアイドル・ミラクル・バイブル コロンビア・アイドル・アーカイブスの1枚として全シングルAB面を含む41曲が2枚組のCDとしてリイシューが実現。私も喜び勇んで購入させていただいて、今もipodに入れてたまに聴いたりするお気に入りになっています。

そのCDの中で特に気に入っていたのが、4枚目、5枚目のシングルでもある「少しはわたしを好きでしたか」「セザンヌの絵」「しのび逢い」等の、いあゆるドメスティック歌謡な作品群。もう後数ヶ月で80年代がやってくる事等どこ吹く風の70年代的な四畳半歌謡の世界がわたしの琴線に触れまくりで、これらが収録されていたセカンド・アルバムもいつか聞いてみたいなぁと当時思っておりました。

そんな記憶も片隅に追いやられていたつい先週。何気なくAmazonサーフィンしてたら高見さんのファースト・アルバムのジャケットが出てきて、リイシューされてたんだぁとクリックしたら関連商品で全アルバムがここ2〜3年で発売されていた事が判明。いわゆるオンデマンド商品というやつで、若干抵抗感は拭えないものの背に腹は変えられないと速攻注文したのが本作、『ペーパー・ムーンに腰かけて/高見知佳U』でございます。

(…相変わらずダラダラと長くてすみません…)

A面6曲は全て門谷憲二作詞、西島三重子作曲の作品群。西島三重子さんという方は歌手としても「池上線」のヒット曲を持ち、マイナー調で時にドラマティックに展開する(わたし好みの)メロディーを書かれるシンガーソングライターで、B面曲ですがわたしが大好きな研ナオコさんの「Bravo Bravo」や、石川ひとみさんの「冬のかもめ」等も彼女の作品。アルバム・タイトル曲にもなっている愛らしい「ペーパー・ムーンに腰かけて」や前述の70年代エッセンス溢れる「セザンヌの絵」「少しはわたしを好きでしたか」、しっとりとポップな「ミスター・レイン」、カクテル・ドレスの衣装合わせの間に去っていった恋人を想う「仮縫い」等、門谷さんの作詞も少女期特有の澄んだ悲しみやちょっと背伸びして見せる視線等を巧く表していて、素敵なコンビネーション振りを見せてくれています。


前半知佳さん、後半西島さんの歌声。


B面は後に柏原芳恵さんがシングル化した事で認知度の高いアルフィーの高見沢俊彦さん作「しのび逢い(Don't Leave Me Alone)」、筒美/橋本らしいキャッチーさの「プラスティック・ドール」、コロンビア繋がりで招聘されたのかな?佐藤奈々子さん作でお得意のモンロー風な「チープ・ショット」、三浦徳子/川口真コンビのアナクロ的な「あなた船を出して」、伸びやかで澄んだ歌声が美しいスロー・ナンバーの「午前0時のジェラシー」、そしてタイトル曲のリプライズでコンセプト・アルバム的に洒落た幕引きとなります。

ジャケットのポートレートがよく内容を表していると言える、シックな佇まいの繊細で美しいヴォーカル・アルバム。アイドル歌謡の奥深さ、この年代でないと表現しえないであろうクリアな情感が堪能出来る期待通りの作品でございました。

しかしこのアルバムの発売が79年の11月。後半年後には松田聖子さんがデビューする事を考えると、本当に最後の昭和アイドル歌謡が高見さんたち(他に井上望さん、倉田まり子さんetc)だったのだなぁと改めてこのアルバムを聞いて実感。そこに横たわる川は果てしなく深く広いですねぇ。まぁ個人的にはどちらも大好きなわけですけど(smile)。

高見さんやっぱりいいなー。他のも買っちゃうかな…。


posted by Suzu at 10:56| Comment(6) | TrackBack(0) | 歌謡曲/J-POP系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月17日

グリー:シーズン5前半戦のおさらい〜お気に入りソング10選+α

相変わらずネタバレ全開なのでご注意を!

そんなわけで超お久しぶりの更新でご無沙汰しております。
すっかり主戦場をツイッターに移してしまったわたくし。スマフォでさらさらっと思ったことをつぶやくのに慣れてしまうとパソコンに向かって長文を打つという行為がなかなか腰重で出来なくなってしまうものですね。

そんなこんなですが、久しぶりの更新はこちらも久しぶり、gleeのシーズン前半戦を振り返る企画にしたいと思います。

いままでのgleeは1シーズンで1学年アップで進んでいたのですけど、シーズン4はブレインやティナ、アーティーの卒業年度の前半で終了し、シーズン5はその後半を描くかたちになっています。ニューヨーク組のレイチェル、カート、サンタナのエピソードと並行して話を進めるため、話が分散して1シーズンでは描ききれなかったのでしょうかね。

コーリーの訃報という衝撃的な事件があったためストーリーも手直しせざるをえない状況になりましたが、gleeはそれでも続いています。


1.All You Need Is Love

シーズン5の1、2話は待望のビートルズ・エピソード。ブレインのカートへのプロポーズやティナのプロム・クイーン狂騒曲でお話しが進んでいきます。その中から選んだのはこれ、ブレインがカートにプロポーズする際の幸せいっぱいの1曲です。




2.No Surrender

フィン(コーリー)の追悼エピソード。オープニングの「シーズンズ・オブ・ラブ」に始まりどの曲もみんなの思いがこもった素晴らしい曲ばかりですが、その中からこれを。本当は人一倍さみしがり屋のパックが親友のために歌うブルース・スプリングスティーンの曲、涙なくしては聞けません。優しくて悲しい歌声ですよね。




3.Marry The Night

NYADAでカートがバンド結成を企画、そこに応募してきたのがスターチャイルドことアダム・ランバート!圧倒的な歌声で皆を魅了します。アダムはその昔gleeのオーディションを受けたそうですが、歌声は評価されたものの高校生にしてはさすがに年を取りすぎているということで役に選ばれなかったそうです。歌だけだったら十分ジェシーの役とかもできましたよね、きっと。




4.You Are Woman, I Am Man

「ファニーガール」のオーディションに合格したレイチェルが舞台監督の前で相手役のパオロと披露する劇中ナンバー。舞台監督役は「トワイライト」のピーター・ファシネリ、パオロ役は「ファンタスティック4」等のヨアン・グリフィズが演じています。レイチェルはもちろんですが、ヨアンもいい声してますよね。本当にあちらの俳優さんはオールマイティー。




5.Blurred Lines

はやりのトワーク・ダンスがスーにより校内で禁止され、これもダンスの歴史の一部!とglee部が反旗を翻すナンバーは、すっかりマイリーのお下品パフォーマンスでも有名になってしまった今年最大のヒット曲。最近めっきり歌の出番が減っていたウィル先生ですが、シーズン5では再びフューチャーされる機会が多くなりました。ファルセットもウィル向きの歌ですしね。




6.If I Were A Boy

化粧室の使用をめぐって学校でいじめにあうユニークが、みんなの前で悲しい気持ちを吐露するナンバー。この曲をゲイの彼が歌う…選曲がニクいですよね。ユニーク役のアレックスはレコード契約が決まったんですって。どんな作品を作ってくれるのかとても楽しみです。




7.Moving Out

ビリー・ジョエル・エピソードからはこの曲。ブレインとサムが卒業後の進路の下調べにライマからニューヨークへやってくる時のナンバー。今回改めて思ったのですけど、ビリーって本当にいい曲たくさん書いてますよね。この曲なんてまさにビリー印ですし、自分の形を持ってるアーティストって素敵だなぁと思いました。




8.Into The Groove

新バンドパメラ・ランズベリーの初ライブを夢想するカートが想像の中で歌うのがマドンナのこの曲。カラフルな衣装に身を包んで、カート、レイチェル、サンタナ、そしてスターチャイルド(アダム)が実に楽しそうにパフォーマンスしてます。




9.Nasty/Rhithm Nation

キティが予言してたとおり、なかなか先に進めない(一線を越えれない)ジェイクとマーリー。業を煮やしたジェイクが浮気。マーリーとの仲に亀裂が入ります。そんな二人が感情をぶつけあうのがジャネット・ジャクソンのマッシュ・アップ曲。ジェイクの高度なダンス・テクニックと割れた腹筋を(smile)ご堪能あれ。




10.Love Child

クリスマス・エピソードからはこれを。Glee部でのクリスマスの出し物でのマリア役をキティに演じてもらうため(ビッチな自分がマリアなんで出来ない!と可愛くもキティが意地を張ってるんです)、みんなが一芝居打つ時のナンバー。イエスがスラムで生まれたラブ・チャイルド、酷い設定に思わずキティが…。




+α.Tina In The Sky With Diamonds

シーズン5でも相変わらず大活躍してくれてるティナ・コーエン・チャンですが、2話目のビートルズ・エピソードはプロム・クイーンを目指すティナがまたもややってくれます。プロムと言えば…これですよね(smile)。




gleeの本国での今年の放映は終了、再開は来年の2月なんですって。うーん、長いインターバルです。既にシーズン6での番組終了がアナウンスされていますし、これからどんな展開になっていくのか興味津々。楽しみにしたいと思います!




あまり目立ってませんけど、サンタナとちょっといい仲&パメラ・ランズベリーのメンバーとしてデミ・ロバートも出演中です。
posted by Suzu at 19:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年08月14日

「ドリーム・ガールズ」来日公演(13年)

Dreamgirls(13年)

※舞台の内容に触れてますのでこれからご覧になる方はご注意を。

渋谷の東急シアター・オーブで行われている「ドリーム・ガールズ」の来日公演を見てまいりました。

本題に入る前に渋谷のシアター・オーブ。これってその昔パンテオンや渋谷東急等の映画館が入っていた東急文化会館の跡地に立ってるのですけど、建物の外観をじっくりと見るのも足を踏み入れるのも全くのお初。年に10回前後は行っている渋谷だというのにいつも見て回るのはセンター街のほうなので、どうやら10年ぐらいこっち方面には来てなかった模様です。
様変わりしたガラス張りの高層ビル、あんまり生活に縁のなさそうなテナント、渋谷の街から明治神宮等を一望出来る11階からのロケーションに、しばし過ぎた時間に思いをはせてみたりした私なのでした。

閑話休題。

「ドリーム・ガールズ」は、ガール・グループの最高峰シュープリームスと所属レーベルであったモータウンの興亡の実話をベースに、少女たちの栄光と挫折、再生の物語を素晴らしいオリジナル・ナンバーで綴った傑作ミュージカル。その昔チャリティ・コンサートでのオリジナル・キャスト、ジェニファー・ホリディの神パフォーマンスにノックアウトされ、07年に念願の映画化が果たされた際にはビヨンセや新星ジェニファー・ハドソンの魂のこもった演技・歌声に拍手喝采を送った大好きなミュージカルです。

かねてから一度は生の舞台を見てみたいと思っていた作品でしたが、相変わらず奥手な私なので今回も自分からはアクション起こす気はありませんでした。ところが本当に有難い事に友人からお誘いのメールをいただいたので喜び勇んで見に行かせていただいた次第です。

シアター・オーブ自体新しい劇場という事でもちろんきれいですし割とシックな内装で落ち着いた感じ。客席数に比べると舞台はそれほど大きい印象はありませんでしたが、その集約感がそれはそれで良さげな雰囲気を漂わせておりました。
1階後方の席でしたが、舞台の両脇に電光掲示板(?)式の字幕が出てくるタイプなので、舞台を見ながら字幕も気に掛けるにはベストな席だったと思います。

で肝心の舞台ですが、嫌な感じに聞こえるかもしれませんけど、正直あまり大きな期待してはいなかったのです。何故って前述したWジェニファーやビヨンセの超A級パフォーマンスが既に土台としてあるわけで、あれを超えるものがそうそう見れるわけないよなぁとどうしても思ってしまっていたから。
そういうわけでやはりと言うか、スタオベ必至の名曲「And I Am Telling You」は爆発力の点で物足りなさが残りましたし、ディーナ(ダイアナ)役の人にはもう少し声に華やかさが欲しかったかなぁと。脇として登場してくるグループ(特に男性コーラス・グループ)のダンスもこの曲にこの振付?みたいな当時のお約束をあまり再現しないテイストに違和感を感じたりしてしまいました。

物語自体はほぼ映画と同じ展開でしたけど、カーティス(ゴーディー)が白人受け狙ったサウンドでヒットを狙うという部分が映画より明確に描かれてましたかね。後あまり流れの中では気になりませんでしたけど一番大きい変更はジミーが死なない事。破滅型歌手の象徴としての存在ですから、そのくだりもあってよかったかなと思いました。

映画ではエフィーやディーナの物語に焦点があてられていた分どうしても他のメンバーの印象が薄くなってしまっていましたが、後半解散へと向かう流れの中で披露された1曲が現メンバー3人のそれぞれの思いを伝える役割となっていて秀逸。この1曲の存在で物語により深みが加わったように思いました。映画化以降の新演出という事でビヨンセ(ディーナ)が歌った独立の決意表明「リッスン」はディーナとエフィーが和解する場面に歌詞違いで登場して新たな見せ場のひとつに。個人的には今までピンときていなかったエフィーの復活曲「アイ・アム・チェンジング」の良さに気付けたのは収穫でございました。

以前You-Tube等でオリジナルの舞台の一部を見たときは場面転換等が工夫を凝らしたもので面白かったのですが、最近は映像技術が進んだ関係でほぼ舞台装置は映像で代替。役者さんと映像とのコラボが見どころのひとつになってる部分でもあり、若干お手軽感も出てしまったかなぁといったところでした。

と、まぁ文句ばかり並べたようになってしまいましたが、総合的にはやっぱりとっても楽しかった(smile)。
名曲ばかりですしねー。
勢いづいて帰りには皆さんをお誘いしてカラオケへ。もちろん歌うはエフィー/Suzuの「And I Am Telling You I'm Not Going」。気持ちでは負けませんから、お許し下さい(smile)。

素敵な舞台に連れてってくださって有難うございました!






posted by Suzu at 18:15| Comment(3) | TrackBack(0) | R&B系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月17日

続報:コリー・モンティスさんの死因について

早期で行われた検死解剖の結果、コリーの死因はアルコールとヘロインの同時摂取による中毒という事がわかりました。

………自殺じゃないですか、ほとんど。

正直言って今私はとても複雑な気持ちになっています。昨日書いたとおり彼の死を悼む気持ちに変わりはないですけど、それと同時に猛烈な怒りも湧き上がってきています。彼を愛して彼を信じ、彼を救おうとサポートしてくれていた全ての人を彼は裏切り、そして悲しみのどん底に落とす結果になってしまったわけですから。

真偽のほどはわかりませんが、一部報道でコリーはアメリカとカナダで二重生活を送っていた等という事も言われています。リアを含め共演者等のサポートがあるアメリカでは薬物を断ち切る努力をしていたものの、彼らと離れ故郷であるカナダに帰ると、とたんに元の依存患者に戻って狂ったように薬物に手を出していたというのです。

いったいどれだけ暗く重いものを彼は背負っていたのでしょう。

きっと彼も回りの愛に応えようとしていたはず。リアとの幸せな未来を思い描いていたはず。薬物を断ち切らなければいけない事もわかっていたはず。それでも手を出した。出さずにはいられなかった。あの爽やかで人懐っこい笑顔の裏に、そんな底知れない闇を抱えていたなんて、人というのは本当にわからないものだと思います。

そうなるに至った背景がわからない以上、コリーを安易に攻める事は出来ない気はします。人間は弱い生き物ですから、どんなきっかけで坂を転がる事になるか等わかりませんし、私たちが大きく道を外さすに生きてこれたのも、ただの偶然に過ぎないかもしれないからです。

彼が出演していた番組グリーは性的指向や障害者への差別、ドメスティック・バイオレンス、銃規制等常に社会的な問題を取り上げてメッセージを発信してきました。こんな衝撃的な形で薬物依存の問題を発信する事になるとは誰も思っていなかったでしょうけど、彼の死をただの悲劇的な死に祭り上げることなく、グリーらしいやり方で、何らかの対応をしてほしいと思います。

毎日どれだけコリーのような人が薬物で命を絶つことになっているのでしょう。
救えない命もあります。でも救える命があるなら、そのために私たちはできる事をすべきですよね。

こんなに悲しい事はもうまっぴらです。

31才、人生の半分も生きる事が出来なかったコリーのためにも、残された私たちは何が出来るのか、考えなければならないと思います。

私も、考えたいと思います。
posted by Suzu at 22:00| Comment(3) | TrackBack(0) | エンタメetc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月16日

追悼:コリー・モンティス

'Glee' star Cory Monteith, 31, dies in Vancouver

久しぶりに書くブログの話題が、まさかこんな事になるとは思いもしませんでした。
正直まだ混乱しているし、全然うまくまとめる自信もないのですけど、とりあえず少しでも心の内を吐き出さないと気持ちがパンクしそうなので、書かせてもらう事にしました。

コリー・モンティスさん。グリーでフィン・ハドソン役を演じていた俳優さんが7月13日、滞在先のバンクーバーのホテルで亡くなっているところを発見されました。チェックアウトの時間になっても現れないためホテルの従業員が部屋を訪ねたところ、既にお亡くなりになられていたそうです。
4月に薬物依存症であることを自ら告白し、グリーのシーズン4の撮影中であったにもかかわらずリハビリ施設へ入所。1ヵ月ほどで出所し、その後はいつものようにグリーの共演者であり恋人でもあるリア・ミシェルとのツー・ショットが公の場でも見られるようになって順調な回復ぶりが伝えられ、つい先日はグリーのシーズン5の撮影が開始されて元気な姿を見せてくれていた矢先の、まさかの訃報でした。

正直言ってこの薬物依存のニュースにも吃驚した方が多いのじゃないでしょうか?まさかあの好青年を絵に描いたようなコリーが、そんな暗いものを背負っていたなんて思いもしませんでした。実際メイン・キャストの中でも知らなかったという人がいたぐらいですから、よほどこの件はコリーがそういう面を現場や皆の前で見せないように気を使っていたのではないかと思います。
かなり荒れた生活を送っていたらしいコリーの薬物依存は10代の頃から始まっていたそうですが、リアとの今後を考えた時、やはりけじめとしてこの問題にきちんとしたケリをつける必要があったのか、もしくは(とてもそんな風には見えませんでしたけど)抜き差しならないところまできてしまったために、リハビリ施設への入所という手段が取られたのかなと(出来れば前者であってほしいですが)そんな風に想像するしか今のところ出来ない感じです。

事件性はないとの事なので、詳しい死因は検死解剖の結果を待たねばなりませんが、確率的にはやはり薬物との関係、直接的に摂取したのかはわかりませんが、依存症の何かが引き金となって今回の悲劇が起きたであろう事は、想像に難くありませんですね。
結局は自分の捲いた種じゃないかという意見もあるかもしれません。全面的にただ可哀そうにと言っていい問題ではないのだろうとも思います。わかってはいますけど、わかってはいますけど、それでもやはり彼の死は衝撃的で、もうどうにもこうにもやり切れなく、ただただ悲しいのです。

グリーは本当に楽しくて、力強いメッセージを常に発信してきた素晴らしいドラマです。その中で男性キャストの要として大らかな兄貴的存在だったフィン=コリー。キャストの中では比較的演技経験も豊かであった事に加え、その爽やかで、時に甘く時に驚くようなハイトーンのシャウトも決めて見せる確かな歌唱力は、番組の人気に大きく貢献していたことは間違いありません。

そして共演者であったリア・ミシェルとのロマンス。役柄のレイチェルそのままに押しが強そうなリアを、一歩引いたところからいつも温かく見守っているように寄り添っていたコリー。
どんどん美しくなっていったリアを見ていれば、いかに彼女が(彼らが)幸せであったかがわかります。親戚でもなんでもありませんけど、いつかこの二人の素敵なウェディング姿が、とびきり幸せな二人の笑顔が見れる事を楽しみにしていたのに…本当に残念でなりません。

今一番心配なのが、リアの状態です。ニュースでも憔悴しきっているという情報が伝わってきていますが、最愛の人を失ってしまった悲しみ、きっと一番幸せな期間を過ごしていたであろう日々がこんなに突然終わりを迎えてしまった事に彼女は耐えられるのでしょうか?本当に余計な事ですけど、彼女の事が心配でたまらないのです。

そしてグリーの他のキャストやプロデューサーのライアン始めスタッフたちからもほとんどコメントが出ていないのが、彼らのショックの大きさを物語っていますよね。
既にシーズン5の撮影が始まっていますけど、コリーなしに物語が続けていけるのか、リアを始めキャストたちがこの状況を克服して撮影が出来るのか。グリー自体の存続も危ういのではないかと、そんな危惧をもたずにはいられませんです。

あぁ、本当にとりとめがなくて申し訳ありません。

コリーで印象に残っているのは、そのファンとの写真の多さだったりします。他のキャストに比べて、格段に一般のファンとのツー・ショット写真がメディアに出てるんですよね。それだけファン・サービスというか、断れない気のいい性格だったんじゃないのかなぁと思うんです。
日本にも来て、原宿等での写真があちこちでツイートされてたのが思い出されます。

ご冥福を、なんて事も正直言って書くのが嫌なのですが、どうか安らかに眠ってほしいと思います。
そして残された人々に、いつか癒しの時が訪れる事も、願ってやみません。

コリー、本当にあなたは素晴らしかった、そして本当に残念です。




コリーの初めてのドラマでの歌声。




爽やかな甘さが素敵ですよね。




80年代のキラキラしたロックもよく似合いました。




後半の「paradise by the dashboard light」の熱唱は素晴らしい!




リアとのデュエットなら、これ。




「夢はまだ終わってない」と、コリーがみんなを励ましてます。
泣いてばかりは、いられませんね…。


posted by Suzu at 22:50| Comment(3) | TrackBack(0) | エンタメetc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年02月06日

『ハッピー・トゥギャザー』(89年)

Happy Together(89年)

gleeで今度映画に使用された楽曲だけを使用したエピソードが放映されるらしいのですけど、そのラインナップを見ていたらふと思い出した映画があったので小ネタ的にご紹介したいと思います。

89年の映画『ハッピー・トゥギャザー』。主演は『スーパーガール』でお馴染みのヘレン・スレーターでした。

劇作家志望のクリスは新大学一年生。学生寮に行くとルームメイトとして入居していたのは女優志望のアレックス(スレーター)で、学生課の手違い(アレックス=男性名だったから)という事が判明するものの諸般の事情でそのまま一緒に暮らす事に。当初は奔放なアレックスに振り回されるだけのクリスでしたが、お互いを理解し合う中で自然に恋が芽生え「ハッピー・トゥギャザー」な生活に移行。しかしアレックスの昔の男性関係のトラブルから試験を控えたクリスが怪我をしてしまい、勉強する暇のなかったクリスはアレックスの提案でついカンニングを実行、これがバレてクリスは落第する事に。大学生活に疑問を感じたクリスは大学を止めてNYに出る事を決意し、一緒に行こうとアレックスに提案。思いあぐねるアレックス。クリスの出発当日、アレックスの出した結論とは…。

というのが大まかなストーリー。

ま、他愛のないお話と言えば他愛のないお話なんですけど、キュートなヘレン・スレイターの魅力と、男子にとってはまさにあったらいいよなー的な設定(導入部はほとんど柳澤きみおさんの『翔んだカップル』と一緒)がとっても愛しくて好きだったんです。
また二人の距離が一気に近くなるきっかけとなったミュージカル・ナンバー当てクイズの楽しいシーンや、二人の愛が深まっていく様を映画のタイトルになっているタートルズのヒット曲「ハッピー・トゥギャザー」をバック・ミュージックに見せていくシーン等、もうハート直撃の甘酸っぱさで、この作品を忘れ難いものにしております<私にとって。

でまぁ懐かしくてYou-Tubeで久しぶりにミュージカル・シーンか「ハッピ・トゥギャザー」のシーンでも見たいなぁと思って検索したわけですが、見ていて…あれ?となったのが、クリス役の俳優さん、全く認識してなかったのですけど、『グレイズ・アナトミー』や『魔法にかけられて』のパトリック・デンプシーだったんですね。当時も「キャント・バイ・ミー・ラブ」等他にも主演作があり、そこそこ売れっ子の若手俳優さんだったようですが、私が見たのはこれ一作だけでしたし、線の細い印象の「男子」が『魔法にかけられて』等ではすっかり熟年系の魅力を湛えた「男」に変貌していたのでぜんぜんわかりませんでした。
また最初のほうにアレックスの彼氏の一人としてキャスティングされてる俳優さん、よくよく見るとつるんとした顔の若き日のブラッド・ピット!
…人に歴史あり、ですね。

残念ながらこの作品、ビデオでリリースされたのみで海外でも日本でもDVD化された形跡がないんです。人気俳優に返り咲いたパトリック・デンプシーにチョイ役とはいえブラピが出てるんですから、その線から今後ソフト化される日もあるかなぁなんて淡い期待を寄せたいとは思うんですけど。

英語でもOKという方は、有り難い事に細切れですけどYou-Tubeで全編見る事が出来るので是非。

80年代の青春恋愛映画って、何だか独特な甘酸っぱさを持ってるんですよね。
MTV的な軽さを持ちながら、それでも若者なりの苦労や懊悩を描いた作品が多いからでしょうか。
「セイ・エニシング」とか、「卒業白書」なんかも、好きだったなぁ…(懐古モード)。

スタッフ
製作:ジェレ・ヘンショウ
監督:メル・ダムスキー
脚本:クレイグ・J・メヴィアス
音楽:ロバート・フォーク
キャスト
クリス:パトリック・デンプシー
アレックス:ヘレン・スレイター


「Happy Together」


「HAPPY TOGETHER (Love Song Sequence)」


映画を最初からご覧になりたい方はこちらから。





その昔、「ハッピー・トゥギャザー」だけを聞きたさにタートルズのベスト盤を買ったのが懐かしい想い出。ホントにその曲しか聞かなかったなぁ。
posted by Suzu at 21:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月10日

森山良子『30年を2時間半で…』(04年)

30年を2時間半で…

時間がある時、何となく気になったりこの人の歌声が聴きたいなぁなんて理由でYou-Tubeで検索をかけてみたりする場合があるんですけど、その日気になったのは森山良子さん。そう言えばここのところ2枚組のベストを改めて買ったり韓流ドラマの主題歌を歌ったアルバムを手に入れたりとプチ・良子さんブームだったりするのですよね。

で、割と検索画像の上位に出てきたのがこの曲「30年を2時間半で…」。

面白いよ!という脚注つきだったので何となく見始めたのですが、いやいやこれが素晴らしかった。ぴったんこカンカンに出演した時のパフォーマンスですが、新宿のデパ地下でかつての恋人に出会ってしまったアラウンド50才〜60才の女性の心模様を良子さんがコミカルに歌っていて、笑って見ている内に最後ぐぐっと胸に迫るものがあるというか、ほろりとさせされるんですよね。
これぞベテランの味というか、女優もされている良子さんのエンターテイナーぶりが遺憾なく発揮されているナンバーだと思いました。

と、いうところまでは昨年末にツイッターで簡単につぶやいてしまった訳で、最近どうしても長分を書くブログよりもお手軽なツイッターのほうで満足してしまう事が多く、この件もそのつもりだったんですけど、ちょっと追加で書きたい事が出来てしまったので急遽ブログ化する事にいたしました(…ってほど大げさな事でもないんですけど…)。

ぴったんこカンカン・バージョンがあまりに素晴らしかったもので、せっかくだからスタジオでレコーディングされたものも聴きたいと思うのは世の常人の常。この曲が収められている04年のアルバム『あなたが好きで』をお取り寄せした訳ですが、これがまたぜんっぜん違うんです。ぴったんこカンカンのものは基本コミカルで感情表現もオーバーというかわかりやすくデフォルメされている感じなのですが、スタジオ・バージョンは第一声からマダム風というか「いい女」感が漂っていて、時にコミカルにはなるものの全体的なトーンはどちらかというとシリアスにまとめられているんです。
テレビでのパフォーマンスのほうが感情のコントラストが鮮やかでより感動的になっているのは間違いないと思います。
歌詞も少し修正が入っていますし、お芝居的な要素がほとんどな歌だから、きっとお客さんの反応なんかも見て現在のかたちに作り上げていかれたのでしょうね。

そういう事が出来る良子さんだからこそ、こういう趣向に溢れた曲もレパートリーに出来るのかもしれません。

素敵な曲ですので、是非多くの皆様にお楽しみいただきたいです。

本当はスタジオ・バージョンもYou-Tubeにあるとその進化の具合がわかってよかったのですが、残念ながらアップされていないので、何かの機会にそちらはお聴きいただければと思います。

それでは、「30年を2時間半で…」







ぴったんこカンカンの放映が反響を呼んでシングル化されたというお話です。
08年のライブ盤でも披露(…あれ?このライブ盤うちにあったはず、あららら)。
posted by Suzu at 22:15| Comment(3) | TrackBack(0) | 歌謡曲/J-POP系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月03日

ジェイソン・グルード『ジェイソン・グルード EP』(12年)

Jason Gould:Jason Gould EP(12年)

皆様、明けましておめでとうございます。

お正月もあっという間に3日となってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
もちろんもうお仕事されてる方もいらっしゃると思いますけど、今年はカレンダーの関係で明日から出勤という方もあれば、来週月曜日からという方も多いかもしれないですね。うちは例年は4日まで休みなんですけど、今年はそんなに長い休みはまかりならん!という事で明日から出勤です(本当に貧乏性なんだから・・・)。
年末も30日まで仕事だったのでイマイチモードが切り替わり切りませんでしたが、まぁぼやいたところでお休みになる訳でもなく、また明日から頑張りたいと思います。

という事で年始の一発目の更新はこちら。

ジェイソン・グルードのデビューEP盤でございます。

・・・ジェイソン・グルードって誰?と言う方がほとんどだと思いますが、彼、バーブラ・ストライサンドの一人息子なんです。

バーブラ・ファンにはお馴染みすぎるほどお馴染みですが、バーブラの最初の旦那で現在も映画やテレビで活躍する中堅どころの俳優エリオット・グルードとの間に出来た一粒種。俳優としても活動してますが、バーブラの監督作品であった『サウス・キャロライナ〜愛と追憶の彼方』で演じたバーブラの息子役が今のところ一番大きな役で代表作という事になるんじゃないかと思います。ちなみにオープンリー(にならざるおえなかった?)なゲイです、彼。

実は昨年から始まったバーブラの「バック・トゥ・ブルックリン」のコンサート・ツアーでバーブラと歌の共演を披露していたジェイソン。ひょっとして・・・と調べてみたら、配信のみですがこちらのEP盤をリリースしていたのです。

収められているのは「モーニング・プレイヤー」「ディス・マスカレード」「ハロー」「ハウ・ディープ・イズ・ジ・オーシャン」「ナイチャー・ボーイ」というスタンダード5曲。バーブラはもちろんですけど、お父さんのエリオットもミュージカル俳優として活躍していた超サラブレッドなDNAを持つジェイソン。さすが血は争えない!・・・と言いたいところですけど、うーんと、この作品だけ聞いた感じでは、まあまあかなーといったところでしょうか。収録されてる5曲全部がバラード。声質も悪くないですし、心を込めて一生懸命歌ってるのは伝わってきますが、1曲くらいリズムのあるナンバーを入れて変化をつけてほしかったです。そういう曲での乗りやリズム感の良さ等も測れないと、正直良いとか悪いとか判断しずらいんですよね。







バーブラもよい年齢になってきましたし、息子としてその後を少しでも引き継ぐ気持ちでの歌手活動の開始なんでしょうか?次の作品とかを期待していいのかも現状ではわからないのですが、せっかく始めたのですから、細々とでも続けてもらえればなぁと個人的には思っておりますです。


そんな訳で2013年が皆様にとって良い年になる事をお祈り申し上げますです。

今年もよろしくお願いいたします。

Suzu

チャートデータ
なし

641444122424_cover_170x170-75.jpg


『Jason Gould EP』→https://itunes.apple.com/us/album/jason-gould-ep/id563004848
posted by Suzu at 16:00| Comment(3) | TrackBack(0) | ジャズ/ポピュラー系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月28日

グリー:シーズン4前半戦のおさらい〜お気に入りソング20選+α

gleeのお話は相変わらずのネタばれ注意です!!

そんな訳で、今年最後の更新はやはりこれ、gleeにしたいと思います。シーズン4の本年分の放映も終了してしまって寂しい週末を送っているところですが、前半戦を振り返る意味で、お馴染み(?)お気に入り楽曲20選+αをご披露したいと思います。既にブログでご紹介済みの曲は割愛いたしました。

かなりシーズン4の内容に触れてますので、放映を楽しみにされてる方はここで閲覧ストップ願います!
ネタばれOKの方は先へお進み下さ〜い。


1.Call Me Maybe

レイチェル、フィン、メルセデス、サンタナというメイン・ヴォーカリストが抜けたニュー・ディレクションズ、次のセンターは誰?と言う事で戦いが没発。
ブレイン、ティナ、ブリタニー、そしてカーメル高校から転校してきたユニーク(ウェイド)を加えて歌声を競うのが本年のメガ・ヒット曲カーリ・レア・ジェプセンの「コール・ミー・メイビー」。さて、ウィナーは?




2.Americano/Dance Again

NYADAに合格したレイチェルですけど、待っていたのは手荒い洗礼。ダンス・コーチのカサンドラに早速目をつけられてイジメの対象となってしまいます。
カサンドラを演じるの『あの頃ペニーレインと』や『ナイン』等でお馴染みのケイト・ハドソン。ガガとジェニロペのマッシュ・アップ「アメリカーノ/ダンス・アゲイン」を迫力のパフォーマンスでぶちかまし、レイチェルを圧倒します。




3.Womanizer

ニューディレクションズの新規メンバー募集で入部したのはマーリーとパックの弟ジェイク。マーリーはジェイクの事が気になるんですけど、あいつは女ったらしって評判だから気を付けなきゃ、と何故かウェイドが忠告。歌うのはブリトニー・スピアーズの完全復活曲「ウーマナイザー」。ティナとマーリーを従えての迫力のパフォーマンスです。




4.Crazy/(You Drive Me)Crazy

そう言われても魅かれてしまう心は止められない訳で、マーリーとジェイクの二人でエアロスミスとブリトニーの曲をマッシュアップしてお互いの心の内をさりげなく告白し合います。
恋の始まりのほの甘さと切なさが何ともいい雰囲気なんですよねーこれが。




5.Give Your Heart A Break

ニューヨークでフィンのいない寂しさから先輩ブロディに魅かれるレイチェル。そんな中ひょっこりとフィンがニューヨークを訪ねてきます。軍に入隊したもののアクシデントもあり早々に除隊して失意のフィン。カラオケ・バーでレイチェルとブロディにデュエットするように勧めて歌わせたのがデミ・ロバートのこの曲。眩しすぎる二人にフィンは…。




6.Teenage Dream

フィンと同じタイミングでブレインもカートに会いにニューヨークを訪れます。同じカラオケ・バーでブレインが披露したのが二人にとって大切な思い出のナンバー「ティーンエイジ・ドリーム」。
しかしピアノの弾き語りによる涙ながらの歌唱…いったいブレインに何が?異変を悟ったカートの表情にも注目です。




7.Mine

同じころオハイオでも別れの一幕が。大学に進学したサンタナがマッキンリー高校を訪れてブリタニーにしばらく距離を置こうと提案します。
サンタナが歌うのはテイラー・スウィフトの「マイン」。原曲よりもしっとり度が増してこれまたビューティフォー。本当にナヤ(サンタナ)って魅力的なヴォーカリストですよね。




8.Greased Lightnin'

恒例秋の発表会は(シュー先生の代理でコーチを引き受ける事になった)フィンの提案でミュージカル『グリース』に決定。不用意な発言でスーの怒りを買ったフィンのせいで練習場所のないNDメンバーはフィンの義父バートが経営する車修理工場で本曲をパフォーマンス。グリー・プロジェクト2出身のブレイク・ジェナー=ライダーの登場です!




9.You're the One That I Want

キャスティングでひと悶着あったもののマーリーとライダー主演で舞台は上演。ラスト・ナンバー「愛のデュエット」を客席から見つめるレイチェルは、ついそれをかつての自分達に重ね合わせてしまう…。
一番の盛り上がりどころなのに何とも切ない展開になってしまったのがいいんだか悪いんだか。演出としてはこれで正解なんですけどね。何だかどっちももったいない気がして。




10.Dark Side

NDが昨年全国大会優勝で獲得したトロフィーが盗まれる事件が発生!犯人はウォブラーズのセバスチャンと新リーダーに就任したハンターで、ブレインにカートのいないマッキンリー高校にいても意味はない、ダルトンに戻ってこいと揺さぶりをかけます。まさかのブレイン&ウォブラーズのパフォーマンス復活!ブレインはその他大勢を引き連れたほうが魅力的!?




11.Holding Out for a Hero

お互いをよく知るためにと言う事でデュエットを組まされた新入部員のジェイク&ライダーとマーリー&キティ(チア部で本作から登場のイジワル系キャラ)。女子組が披露するのがお馴染みボニー・タイラーの「ヒーロー」。可愛らしく個性的な歌声のキティと顔に似合わず爆発力のある歌声をもつマーリー、ボディコンシャスな衣装と共に男性陣の耳と視線をくぎ付けにします。




12.Some Nights

マッキンリー高校を辞めようとしたブレインをサムが説得。今回サムはみんなのまとめ役=頼れる兄貴キャラで活躍してくれてます。自分の居場所がここ、マッキンリー高校のニューディレクションズだという事を改めて確認したブレインがメンバーと共に歌うのがファンの「サム・ナイツ」。シーズン3「ウィ・アー・ヤング」の感動再び。胸熱です!




13.Come See About Me

感謝祭に約束通り帰って来たクイン。相変わらずエゴの強い行動でひと悶着もふた悶着も起こしてくれます。そんな中でかつてのチア・メンバー、サンタナ、ブリタニーと共に後輩たちのお手本として披露したのがこの曲。クールな歌声にオリジナルのキュートな振り付け。文句のない凱旋パフォーマンスでございます。




14.Let's Have a Kiki/Turkey Lurkey Time

フィンとブレインとの事もあり感謝祭に帰郷しなかったレイチェルとカート。二人で過ごす予定だったところにブロディが加わり、カートのアルバイト先であるヴォーグ誌の編集長イザベルを招待した事で更なるお祭り騒ぎに発展…。
イザベルを演じるのはご存じSATCのサラ・ジェシカ・ハーパー。先ごろ活動休止(残念!)を発表したシザー・シスターズのヒットとミュージカル『プロミセズ・プロミセズ』の曲をマッシュアップしてファッショナブルに披露です。




15.Whistle

いよいよグリーの地区大会の始まり。まずウォブラーズが先陣を切ってフロリダの「ホイッスル」とワン・ダイレクションの「リブ・ホワイル・ウィアー・ヤング」の2曲を披露。
ハンター役のノーラン・ジェラード・ファンクはカナダ出身の舞台や映画で活躍する俳優で、元体操選手という経歴らしい身体能力の高さを見せつけるダイナミックなステージをウォブラーズと共に繰り広げます。セバスチャンとツイン・リードで強敵度アップ。




16.Gangnam Style

対するニューディレクションズは本年度の大穴ビッグヒットPSYの「カンナム・スタイル」を披露。アジア系とはいえ生粋の米国人であるティナが韓国語にトライ。
コミカルで妖艶なステージはティナの魅力を見せつけてくれます。今シーズンのティナは更に面白いんですよねぇ。…しかし、舞台ではティナの好演をよそに大事件発生!




17.Something Stupid

本作、サムとメルセデスの関係が全くなかった事のように扱われてるのがハテナ・ポイントなのですが、一応フリーな感じのサムがアプローチをかけるのがサンタナと距離を置くブリタニー。
サムってメルセデスの時もそうですけど決めたら行動するタイプですよね。シナトラ親子のラブ・ソングでブリちゃんに告白です。Stupidな二人の可愛らしい1曲。




18.Being Good Isn't Good Enough

NYADAのヴォーカル教師、ウーピー・ゴールドバーグ演じるカルメン先生が主催する音楽界の出演メンバーに選ばれたレイチェル。緊張の中披露するのがバーブラの最新アルバム『リリース・ミー』からのこの曲。
シーズン4はオハイオとNYに舞台が別れたためレイチェルの出番も割引かれてますが、やはり彼女の歌声は素晴らしい!渾身の1曲です。




19.Being Alive

来年のNYADA受験に向けてカルメンにアプローチするカートですが、自身の歌に対する姿勢について厳しい指摘を受けてしまう事に。発表会でレイチェルの歌が終わった後、カルメンから特別に歌を披露する事(即席のオーディション)を要求されたカートが歌うのがミュージカル『カンパニー』からのこの曲。心をこめて歌い上げるカートに拍手の嵐。結果は…。




20.Don't Dream It's Over

地区予選会での事件で敗退を喫してしまったND。目標を失った部員達は部をやめてしまいますが、フィンと原因を作ってしまったマーリーだけは残り、何とかグリー・クラブを存続しようと頑張ります。練習場も失ったフィンとマーリーは雪の降る中庭でこの曲を歌い始める、すると…。
80年代ロックを歌わせたら右に出る者がいないフィンの面目躍如たるナンバー。




+α Feliz Navidad

本年最後の放映はクリスマス・エピソードで、『ラブ・アクチャリー』ならぬ『グリー・アクチャリー』と題されたオムニパス形式で心温まり系のショート・ストーリーをつむいだお話。
1話目はアーティーの夢〜もし事故に会わず歩けた人生だったら〜というもの。そしてここぞとばかりに得意のダンスを披露しながら軽快に歌われたのがこの曲。落ちがね、また(smile)。




そんな訳で視聴率の低下や物語の分散化に対するマイナス意見等あれこれ言われているgleeですけど、言ってしまいましょう、相変わらず面白いです、glee!

年明け第一回の放映開始は1月24日から。あー後1カ月もある。なんて言ってる間にあっという間にきそうですね。噂のバーブラ・エピソードはどうなるのか?アメリカン・アイドルのジェシカ・サンチェス、ベッド・ミドラーの登場はいつ?等、興味はつきませんねー。

と言うことで、今年はかなり不定期な更新になってしまいましたが、お付き合いいただいた皆様、本当に有難うございました。

来年もマイ・ペースな感じになると思いますが、よろしくお願いいたします。

よいお年をお迎え下さいませです。

Suzu


posted by Suzu at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画・ミュージカル系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月24日

ドナ・サマー『ホワイト・クリスマス』(94年)

Donna Summer:Christmas Spirit(94年)

皆様、楽しいクリスマスをお過ごしでしょうか?

今年も色んな出来事がありましたけど、やはり個人的に衝撃的だったのはホイットニー・ヒューストンとドナ・サマー、私の音楽人生に素晴らしい彩を与えてくれていた2人の歌姫の逝去でした。

ただ、若干2人の死に対する思いというのは違っていて、ホイットニーの場合はどうしてもこれからの復活を期待していただけに悔しい気持ちというのが拭いきれないのですけど、ドナの場合は、もちろんまだまだ活躍出来た年齢でしたけど、ある程度アーティストとしてやり切ってくれた部分というのを感じるので、安らかに眠ってほしいと素直に思えたりもするのです。
生前度々候補に上がるも逃していた「ロックの殿堂」入りもようやく入殿が決まったりして、どうして生きてるうちに、と憤りを覚えたりもしますし、その兆候が見えていたドナの歌手としての本格的な再評価も生きているうちに味わってほしかったとは思うのですけどね…。

そんな二人の歌姫には素敵なクリスマス・アルバムがあるのですけど、ホイットニーの作品は以前ご紹介した事があるので、本日はドナ・サマーが94年にリリースした作品をご紹介したいと思います。

邦題は『ホワイト・クリスマス』と冒頭に収められたスタンダードをタイトルに冠してしまいましたが、原題は『クリスマス・スピリット』という敬虔なクリスチャンであったドナらしいタイトルがつけられています。
プロデュースはドナとは70年代からのつきあいであり、80年代に『情熱物語』の大ヒットを生んだマイケル・オマーティアンが担当。美しいストリングスを配した手堅い音作りで、3曲あるオリジナルのクリスマス・ソングもドナとドナの旦那様ブルース・スーダノらと共作しています。

収録されているのは「ホワイト・クリスマス」「ザ・クリスマス・ソング」「アイル・ビー・ホーム・フォー・クリスマス」等のよく知られたクリスマス・スタンダードの他、キャロル〜讃美歌系の「神の御子は今宵しも」「クリスマス・メドレー」「オー・ホーリー・ナイト」、コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージックの大スターで、80年代後半からポップスへのクロスオーバーを果たし「ネクスト・タイム・アイ・フォール」や「ベイビー・ベイビー」等のNo.1ヒットをものにしたエイミー・グラントのカバー「ブリーズ・オブ・ヘブン」、そしてドナらしいチャイルドライクな表現が可愛らしい「クリスマス・イズ・ヒア」、新たなクリスマス・スタンダードの誕生を予感させるタイトル曲の「クリスマス・スピリット」、ドナの得意なスタイルである語りをフューチャーした芳醇な味わいで物語性豊かな「ラム・オブ・ゴッド」というオリジナル・ソング3曲を加えた全10曲。







本作で聴けるドナの温かみのある美しい歌声は実に素晴らしく、その歌声には自分が歌うべき歌を歌っているという喜びが満ち溢れているように思います。語りから入る「ブリース・オブ・ヘブン」や「ラム・オブ・ゴッド」等は、まるで暖炉の前に座るドナを囲んで、クリスマスの物語を聴かせてもらっているよう。「クリスマス・ソング」や「クリスマス・メドレー」等で聴かれるゴージャスさ=「押し」とセンチメント=「引き」の表現力というのもとても魅力的ですし、数あるドナ・サマーのアルバムの中でも、ヴォーカリストとしての滋味・旨味が一番味わえる作品ではないかと思います。





大スターの条件として挙げられる項目に『グレイテスト・ヒッツ』と『クリスマス・アルバム』のリリースというのがあるのですが、ドナの場合飛ぶ鳥を落とす勢いであった70年代のカサブランカ時代にリリースされていてもおかしくなかったクリスマス・アルバム。
ただもしその時期にレコーディングされていたなら、いわゆるダンス〜ディスコ的な要素というのは回避出来なかったでしょうし、ここまでヴォーカルに焦点を当てたアルバム作りも出来なかったはず。ですから、嵐も風も過ぎ去っていた94年という時期のリリースは、結果的にタイミングとしてベストだったように思います。

そしてこのアルバム・カバーに写るドナのポートレートの美しいこと!そのピュアな眼差しは天に向けられ、間違いなく彼女の信じた神の祝福を感じているのではないでしょうか。

そして今ドナはその神のみもとに。

今度はその同じ眼差しを、慈愛に満ちたその眼差しを下界の私たちにむけてくれていることでしょう。
今宵はそんなドナを偲んで、この素晴らしきアルバムを聴きたいと思います。

素敵な作品を有難う、ドナ。

皆様にも是非、クリスマス・アルバムのライン・ナップのひとつに加えていただければと思いますです。

Christmas Spirit

1. White Christmas
2. The Christmas Song
3. O Come All Ye Faithful
4. Christmas Is Here
5. Christmas Medley
6. I'll Be Home For Christmas
7. Christmas Spirit
8. Breath Of Heaven
9. O Holy Night
10. Lamb Of God

チャートデータ
チャート入りなし



アメリカで人気のコメディエンヌ、オージー・ロドネル企画の豪華アーティスト集結のクリスマス・アルバム。ドナも1曲参加しています。





posted by Suzu at 22:15| Comment(3) | TrackBack(0) | ドナ・サマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。